どんな職場でも、入社したばかりだと、まだまだ何をすれば良いか分からず戸惑うことが多いもの。

それは当たり前のことですが、真面目な人ほどそれにプレッシャーを感じて、精神的につらい思いをしてしまいます。

これを乗り越えるためには、仕事を早く覚えるのが唯一の解決策。

それだけでなく、仕事を早く覚えることで、自分に多くのメリットが生まれます。

この記事では、そのメリットと仕事を早く覚えるために必要なことを解説していきます。

入社したばかりの時期が最もつらい

新しい環境への適応力は人それぞれですが、どんな人もいきなり最初から馴染むことはできません。

業務が分からず誰に頼ればいいかも分からない、既存の社員同士の関係性も掴めていないので会話にも入りづらい…

会社という場所はいい加減な部分も多く、自分達が忙しくなると新人を放置することも多々あります。

右も左も分からない中で放置されるのは、多かれ少なかれ不安や焦りを抱きがち。

そのままでいると、最悪退職という選択にも繋がりかねません。

しかし、この時期さえ乗り越えられれば、その可能性も薄れていきます。

労働環境が悪いなら早めに辞める

ただし、はじめの頃に職場の問題点があまりにも目に付くようなら、辞めることを検討しましょう。

そういう職場は、仕事を覚えて色々できるようになっても、理不尽な目に次々と遭ってどんどん心身を消耗させられます。

そしてはじめの頃に問題点が目に付くということは、それほど問題のレベルが大きいということ。

労働環境の悪さはこちらではどうすることもできない部分ですし、短期間で改善される見込みもほぼありません。

「せっかく入社したのだから…」と我慢しても、必ずどこかで限界が訪れます。

早めに見極めて辞めれば、こちらのダメージも最小限で済むので、冷静に観察してみましょう。

仕事を早く覚えるメリット

既に上記で少し触れていますが、仕事を早く覚えることで、以下の4つのメリットが得られます。

1人で自由に動けるようになる

自分の裁量でやれるというのは、とても開放的です。

集中して取り組むのも息抜きも自由にできますし、納期に追われていなければ自分のペースで進められます。

しかし、それも仕事を覚えていることが前提です。

誰かに教わりながらやるとなると、全ての裁量は教える側に奪われるでしょう。

そうなると、自分の自由がなく、ストレスも溜まりやすい環境となります。

嫌な先輩・上司と無駄に接しなくてよくなる

仕事を覚えていないと、分からないことがたくさん出てきます。

自分で調べて解決できれば良いのですが、そうもいかないことは必ずあります。

そんな時に、どうしても嫌な先輩や上司に頼らざるを得ず、その度に嫌な気持ちになります。

しかし仕事を覚えてしまえば、そんなことをする必要はありません。

嫌な人達と無駄な接触がなくなるので、平穏に仕事をすることが可能となります。

やることが分からず苦しむことがなくなる

入社したばかりで最もつらいのは、自分が何をしていいかが分からないことです。

周囲がテキパキと動いている中で、手持ちぶさたになるのは気まずいし、自分が役立たずのように感じてしまいます。

仕事を覚えていれば、誰に何か指示されずとも、「次はこれだ」と進められるので、困ることはありません。

職場という大勢の人間がいる場所でこれができると、安心できるものです。

信頼できる人物が分かるようになる

仕事を覚えてできることが増えていくと、だんだん周りがよく見えるようになってきます。

すると、誰が仕事を進めるのが早いか、誰が正確に仕事をこなしているかなど、他人のレベルが分かってきます。

そうなれば、自分が困った時に頼ればいい人も分かるようになるので、仕事がやりやすくなります。

このように信頼できる人物を発見するのは、今後のためにも非常に効果的といえるしょう。

積極的に手を挙げるべし

ここまでお読みいただいて、仕事を早く覚えることが大切というのはお分かりいただけたと思います。

では、どうしたら早く仕事を覚えられるのか。

大変ではありますが、そのためには他人から振られる仕事に積極的に手を挙げて取り組むことです。

先輩や上司は、必ず自分より下の立場の社員に仕事を振ってきます。

それは成長してほしいという狙いのものから、単に面倒くさいとかラクをしたいという利己的なものまで、様々な理由があります。

ただ、何にせよそれをこなしていくことで、どんどん仕事を覚えていくことが可能です。

もちろん明らかに今の自分の処理能力を超えるようなものは、受ける必要はありません。

問答無用で振ってくるような先輩や上司がいるなら、その会社は辞めた方がいいでしょう。

早く自分がラクするために努力する

仕事を覚えるペースは、人それぞれです。

早くても遅くても、やっていくうちに成長していけるので、慌てる必要はありません。

しかし、早く覚えれば覚えたぶんだけ、より自由にやれるようになります。

どのみちどこかで苦労することにはなるのですから、はじめの頃に頑張ってしまいましょう。