近年マスメディアで取り上げられることが増えた『子供部屋おじさん』。
一般的には成人しても自立せず、子どもの頃に与えられた実家の部屋に居座り続けて、親の世話になる男性を指します。
それが良い悪いの論争には興味がありません。
ただ、僕自身かつては30歳目前まで実家に住んでおり、子供部屋おじさんの1人でした。
その経験から言うと、「30代で子供部屋おじさんのままだと、様々な点から良くない」と考えています。
この記事では、その理由を6つ解説していきます。
もし今あなたが30代で、未だに子供部屋おじさんを続けているならば、ぜひお読みいただきたいと思います。
生活費を把握できない
子供部屋おじさんのままでいると、基本的に1ヶ月の生活費は親にいくらか渡すか、渡さないで親に全て払ってもらうかのどちらかです。
どちらにしても支払いは最終的に親がするので、本人はどれくらいお金がかかったのか把握できません。
30代になっても、自分が生活するにあたってそれを知らないのは、かなりマズいです。
今は問題なくても、いつか必ず自分で全て負担し、支払わなければいけない日が訪れます。
事前に生活費を把握していないと、想像以上に金額が大きく支払いができない・・・なんて可能性もあります、
そうならないために、今から経験し把握しておくべきでしょう。
甘え思考が抜けない
子供部屋とは実家にいることなので、親が常に一緒です。
そうすると、「親が何とかしてくれるだろう」と意識の底で考えるため、ちょっとでも嫌なことや苦手なことがあると、親を頼ってしまいます。
これではいつまで経っても甘え思考が抜けず、自立はできません。
嫌なことや苦手なことから逃げるのは悪くありませんが、向き合う経験もしておくべきです。
子供部屋にいる限り、本当の意味で『大人』にはなれません。
女性に恋愛対象として見てもらえない
女性が交際や結婚する男性に求めることの1つに、『自立していること』があります。
ここでの自立とは、実家を離れて一人暮らししていることを指します。
特に30代で実家にいると、「何か問題を抱えているんじゃないか」と警戒されたり、「いい年こいて親に甘えてて気持ち悪い」と思われてしまいがち。
それに仕方ない理由があるとしても、相手はまず表面から見てくるため、その時点で恋愛対象として見られなければ次はありません。
子供部屋おじさんのままでは、女性と交際や結婚はほぼ不可能でしょう。
親に行動を把握される
子供部屋にいると、親は常にあなたの行動が分かります。
いつ出掛けて帰ってきたか、誰かと何処かへ行ってきたのか等、把握する気はなくても察することが可能な状態です。
30代となれば、親に知られたくない部分が多かれ少なかれあると思いますが、子供部屋おじさんのままだとそうはいきません。
それに、親からすれば自分の子どもは何歳になっても、つい心配してしまうもの。
子供部屋おじさんでいることは、この点において双方に悩みを作るのです。
周囲からすれば気持ち悪い
前項でも触れましたが、30代の男性が実家で親と暮らしているのは、あまり良く思われません。
もちろん各家庭の事情はありますし、当人達がそれを容認していれば何も問題ないこと。
しかし、未だに世の中の風潮として、マイナスな印象を持たれがちのは事実です。
中には気持ち悪いとバカにされたり、忌避されることも珍しくありません。
これは個人の力で今すぐ変えられるものではないので、難しい問題です。
『子供部屋おじさん』からの卒業は人生を変える一歩
以上が、子供部屋おじさんが良くない理由です。
「余計なお世話だ」と言われればそれまでですが、いつまでもそのままでいられないのは、あなたも分かっているのではないでしょうか。
僕は子供部屋おじさんを卒業し、1人で生活を始めて本当にたくさんのことを学びました。
手痛い失敗も多くありますが、これらは子供部屋おじさんを続けていたら、絶対に経験出来なかったでしょう。
子供部屋おじさんを卒業することは、新しい人生の一歩を踏み出すのと同義です。これは決して大げさではありません。
今のあなたは、既にそれなりのことを1人でもやれるはず。
今こそ次のステップへ向かう時期と考えて、子供部屋おじさんを卒業しましょう。