令和の現在にも、ブラック企業は確実に存在しています。
意味のない大声を出す朝礼。残業を残業としない暗黙のルール…
そんな会社で働く人は、今も心身を消耗しているでしょう。
しかし、それにも関わらず辞めずに続けている人がいるからこそ、ブラック企業は潰れていません。
さらに驚くべきは、ブラック企業と認識しつつも、辞めずに働いているケースが多いのです。
では何故、彼等は辞めずに働き続けているのか。
この記事では、そんな人達が共通して持っている特徴を解説します。
もしあなたがこの特徴を持っている場合、今後会社に都合よく利用される恐れがあるので、注意してください。
周囲に迷惑をかけてしまうと考えている
自分が辞めることで、そのしわ寄せが同僚達にいき苦しめることになる。
そう考え、辞めるに辞められないというケースです。
しかしそれは誰がいつ辞めても同じことになりますし、辞めた社員が受け持っていた仕事をどうするかは、会社が考えることです。
他人への気遣いや優しさを持っているのは素晴らしいことですが、その代わりに犠牲になるのは自分であることを忘れてはいけません。
また、誰もが同じ考えではないため、他人のことなど知らないとさっさと辞めていく人がいることも覚えておく必要があります。
他人を気遣うあまり自分のことを後回しにするのは、この世の中では搾取されやすいことを覚えておくべきです。
お金のことが心配
ブラック企業と言えども、一応給料はもらえます。
辞めれば収入がなくなることを心配し、辞められないというケースです。
ハッキリ言って、この考えは浅はかです。
ブラック企業で死ぬ気で働いても僅かしか得られないお金より、遥かにラクに働いて同額以上を稼いでいる人は世の中にたくさんいます。
ブラック企業のせいで身体を壊せば、治すのにかかる時間もお金も半端ではありません。
本当にお金の心配をするならば、今すぐ辞めるべきなのです。
タイミングを見極められない
担当している仕事が一区切りついたらとか、落ち着いた頃を見計らって…など、タイミングを見て辞めようとするケースです。
でもこの場合、ちょうど良いタイミングは永遠に訪れません。
ブラック企業は絶えず問題ばかり起きますし、一息つく暇などないからです。
自分が理想とするタイミングをいつまでも待ち続けて、気が付いたら完全に機会を逃していたなんて、冗談でも笑えません。
ベストなタイミングがあるとすれば、それは辞めたいと思った今です。
安定していると思っている
ブラック企業でも、業種などによって世の中に需要があれば、安定はしていると思うケースです。
それは新型コロナウィルスの教訓を全く活かせていないと言えるでしょう。
コロナ禍前の数々の常識は、嘘だと思えるくらいあっという間に消え去りました。
潰れないだろうと思われていた多くの会社が看板を畳み倒産したことを忘れてはいないでしょうか?
ましてやブラック企業である以上、今後いつ何が起きるかも、その結果どうなるかも分かりません。
安定などどこにもないことに、早く気付くべきでしょう。
どこに行っても変わらないと思っている
仕事は何をするにしても、どの会社でも大変なことがたくさんある。
辛いのは自分だけではないし、働けているだけマシだと考えているケースです。
けれどブラック企業にいる時点で他の会社より大変なことは多いですし、待遇も良くないことは客観的に見れば明らかです。
つまりどこに行っても変わらないというのは完全な思い込みなのですが、当人はそうとは思えないのが厄介なところ。
たとえやりたかった仕事だとしても、その働き方の末路に幸せはありません。
全て自分次第だが自己責任
ブラック企業を辞めるも辞めないも、全ては本人の自由です。
他人がどれだけ善意から言葉を投げかけても、当人に響かないことは往々にしてありますし、それは仕方ないことなのかもしれません。
ただ、辞めないという選択をする以上は、当たり前ですがどんな苦難も乗り越える覚悟が必要です。
この先何が起こってどうなったとしても、自分が後悔することはないか。その点を真剣に考えるべきでしょう。
また、冒頭で申し上げた通り、上記の特徴を持つ人は会社に都合よく利用される可能性があります。もしかすると、既に利用されてしまっていることも有り得ます。
もし当てはまるものがある場合は、今1度自分のことを振り返って、大丈夫か確認することをおすすめします。
今の世の中は、あらゆることに『自己責任』を問われる傾向があります。
そのことを忘れず、自分を最優先に大切にしていただければと思います。