根拠はないけどこの会社は自分に合わない気がする・・・
あなたは会社にこんな直感を抱いていませんか?
言葉にするのは難しいけれど、何となく嫌な感じがするし、あまり居たくない。
でもせっかく入社できたんだし、様子を見るべきか?と悩んでいる方は少なくありません。
しかし結論から申し上げると、そう直感した会社は今すぐ辞めた方が良いです。
この記事では、その理由と今後の対策について解説します。
直感は侮れない
人間の『直感』は不思議なものです。
「こっちのような気がする」とか「ここにいたら会えそうだなと思った」など、日々の生活の中で誰もが気付かないうちに直感に従って行動しています。
そんなの都合のいいように解釈しているだけだろ・・・と思っている人も、実は直感に従っていることが少なくありません。
そして、この直感は往々にしてよく当たるものでもあります。
直感で合わないと思ったものはどれだけやっても合いませんし、逆に楽しそうだなと思ったものはやっぱり楽しいことが多いです。
根拠も証拠もないけど無視してはいけない。それが直感なのです。
合う・合わないの差は能力ではない
「自分と会社は合わない」と直感した時、その会社に順応できない自分に落ち込むこともあるかもしれません。
なぜなら、周囲には必ず自分とは対極的に、その会社に順応し働いている人間がいるからです。
しかし、それは全く気にする必要はありません。
会社への合う・合わないは相性の問題であり、能力による優劣ではないのです。
だから自分を責めることに意味はないですし、それよりも次へ目を向ける方がよほど重要です。
会社には人材を選ぶ権利がありますが、こちらにも選ぶ権利があり、平等であることを忘れてはいけません。
耐えるのはリスクでしかない
会社が合わないと直感しても、もう少しやってみたら変わるかもしれないと思い、頑張る方がいます。
その行動は素晴らしいことですが、同時にリスクの高いことでもあります。
ひとたび直感したことは、いつまでも自分の中に残り続けます。
そして前述の通り、直感は大体当たるもの。
どれだけやってもより合わないことが分かるだけで、やればやるほど苦しくなる可能性が高いのです。
そうして耐えて続けていても、精神力が削られて余計な時間を過ごすだけなので、直感には従った方が良いでしょう。
行動できないバカは気にするな
直感で合わないと感じ会社を辞めようとすると、「我慢が足りない」とか「責任感がない」などと言ってくる人間が必ずいます。
特におじさん社員に多く、まるで人間性を否定されているように感じることもあるかもしれません。
しかし、そういう人間は他へ行くだけのスキルもなく、社内でも迷惑な存在であることが多いです。
自分が行動できず惨めなのを隠すために、自分より立場の弱い人を狙って攻撃しているだけです。
なので、「可哀想だな・・・」と思いながら、無視するのがベストです。
ミスマッチを防ぐために必要なこと
直感で合わないと思う会社は、多くの場合それ以前に兆候を感じ取れる場面があるものです。
その時に少しでも心に引っ掛かるのであれば、入社するのをやめるべきです。
主に以下の場面でチェックするのが良いでしょう。
採用面接
採用面接は会社側がこちらを選別する場と思われがちですが、実はこちらが見定める場でもあります。
面接官は会社を代表する立場なので、ここで嫌な感じがするのであれば、その雰囲気は会社全体にあると思って問題ないでしょう。
また、あわせて職場見学の時間があるなら、そこが最大のチャンス。
現場の動きや既存社員の表情などをしっかり見て、自分がそこで働くことをイメージしてみてください。
何だか違和感を覚えるのであれば、やめた方がいいです。
口コミサイトの確認
口コミサイトは、これから働くかもしれない会社がどんなところなのかを知るために、重要な情報がたくさんあります。
会社の雰囲気・風土・実際の待遇など、入社してみないと分からないことを、現役社員と元社員が教えてくれています。
もちろん全て主観的な意見なので鵜吞みにするのは危険ですが、外部からは知りえないものなので、ここの情報を見て直感的に合わないと感じたら、その会社はやめた方が良いでしょう。
口コミの最大のメリットは、会社側に忖度した意見ではないところです。
求人情報も会社のホームページも良いことしか書いていませんが、口コミは悪いところも包み隠さず書かれています。
良いところしかない会社なんて有り得ないので、そうした負の部分も把握することで、初めて平等な判断が可能となります。
IR(投資家)情報の閲覧
IR情報は、その会社の株式を購入し保有している投資家、または株式の購入を検討している投資家へ向けた情報を提供しています。
基本的には会社のホームページ上に『IR情報』などの項目で存在しており、誰でも閲覧が可能です。
※株式市場に上場している会社のみ公開しています。
投資家は現実的なビジネス志向(自分がこの会社の株式を購入することでメリットがあるか否か)なので、会社も一般の客向けには見せない、リアルな姿を見せることが多々あります。
また、業績や今後のビジネス展開など、具体的な数字を交えた会社の方針も分かるので、自分が働いてもいいと思える体質の会社かが垣間見えます。
株式投資の専門用語も多く使われていますが、何となくニュアンスは掴めるので、直感的に気に入らないと感じる箇所がないか十分チェック可能です。
辞めることを恐れなくていい
仕事が合わないと直感しても辞められないのは、あまりに早く辞めると転職できるかを心配したり、今後どうなるかが分からない不安が理由の場合も多いと思います。
確かにそうした心配をする心情も理解できるところですが、だからといって合わない環境に居続けるのは、非常にストレスが溜まるもの。
そのままでいると、心身に不調をきたす可能性がありますし、苦しくなる一方です。
仕事を辞めても死ぬことはありませんが、仕事を無理して続けて死ぬことは有り得ます。
自分を守るために、仕事を辞めることを恐れず、新しい一歩を踏み出しましょう。