近年、社会人1年目の退職率が増えてきています。
今の若者は楽だと思っていた仕事がきつい職種だと気付くと、すぐに辞めてしまいます。どんな職種でも社会に出れば嫌なことはあります。仕事がきついと感じた時の対処法や、楽になれる方法をまとめました。
仕事場で自分と相性がきつい人間がいる
社会人になって会社に入社すると、職場には必ず先輩後輩というものができます。仕事できついと感じる原因の一つに、やはり人間関係は外せないでしょう。会社や職種にもよりますが、仕事のミスを自分のせいにされたり、理不尽に怒られたりもします。育ってきた環境や根本的な考え方が一人一人違うので、性格が合う合わないは仕方のないことです。
妙に高圧的な先輩であったり、態度のでかい後輩などもいるでしょう。仕事がきついと感じてしまうのは、いつも相手のせいにしてしまうからです。確かに相手が悪い状況はいくらでもあります。相手のせいにするのは楽ですが、それでは職場の雰囲気が悪くなる一方です。自分の考え方を変えるという対処法をとれば、意外ときついと思っていた仕事が楽になるかもしれません。
給料が見合っていない仕事はきつい
今の日本では重労働な職種なのに、お金が見合っていない仕事がたくさんあります。勤める前は楽だろうと想像していた会社が、実はブラック企業できついといった状況もあるでしょう。サラリーマンなら最初はそこそこ良い給料で満足していても、不況で給料が大幅カットされるケースもよく聞くことです。そうなると職種を変えるか、辞表を出すかの方法をとってしまうのです。
最近では福利厚生に厳しくなり、会社側もカットせざるを得ない状況もあります。勤務内容は大したことじゃなくとも、給料が少ないと仕事もきついと感じることもあるでしょう。やはり大抵の人はお金のために働いています。そのお金が自分の働きに見合っていないと、モチベーションも上がりません。そうなるとサボるといった楽な対処法をとるなどの、悪循環に陥る傾向にあります。
笑えないブラック企業の仕事がきつい
今の日本は小さい子会社を含めると、400を超えるブラック企業があるとされています。もちろんデータに入っていない企業も多く、大半の人が職場に不満を持っているでしょう。日勤夜勤は当たり前、残業も当たり前な職種も沢山存在しています。特に今の日本の勤務形態は残業をせずには帰りづらい傾向にあります。
なので最初から残業になるように、取り掛かる仕事を遅くやるといった対処法も取られているようです。仕事をどんどん追加されるときついですが、自分で調整すればまだ楽といった考え方です。職種によっては毎回始発で電車に乗り、仕事をして終電で帰るのも珍しくありません。
会社からは月上限の残業時間を決められ、身を粉にして働きます。せっかくやる気があっても会社が原因で、仕事を辞める人が続出。貴重な人材を失わない方法を、会社は考えなければなりません。きつい仕事も実は考え方次第ですが、人間ですから割り切れないことも当然あるでしょう。
ノルマや成績がきつい過酷な仕事内容
24時間のうちの大半の時間を費やすのが仕事です。職種によっては本当に過酷で、重労働な内容もあるでしょう。建築ならば真夏に足場を組んだり、営業成績のノルマを達成させるために商品を売りまくるなどなど。楽な方法などなく、地道に作業しなければならないも仕事も多く存在します。きつい仕事ほど、あまり融通のきかない職場だったりもするでしょう。
よほど好きな仕事でないと、きつい業務内容は乗り越せません。やりがいのない仕事ほど、自分の逃げ場所を作ってサボりがちです。会社が追い込めば追い込むほど、社員のやる気は損なわれます。人によっては精神が弱い方もいるし、仕事だからと割り切る方法を知りません。考え方が楽に出来ずに、職場に馴染めずに辞めてしまいます。そしてまた再就職先もきついパターンです。
不当な判断できつい仕事をさせられる
サラリーマンの世界では、未だに太鼓持ちや、ごますりが上手い人ほど出世する会社が存在します。そして仕事が出来る能力を持っているのに、コミュニケーション力がなく、不当な評価できつい業務内容につかされる。こんな事が社会人になると、山ほど体験します。上司の機嫌を伺って楽な位置につくのもいいですが、本来は仕事のアビリティで個人を評価しなければいけません。
きつい性格の上司ほど、下の者にイジメのような仕打ちを仕掛けてきます。人は否定ばかりされると、人格が変わるそうです。そのような仕事場ならば、すぐに職種を変えた方がいいのかもしれません。すぐに手を出す体育会系のような会社もあれば、パワハラセクハラもあるでしょう。そういった場合は、遠慮や我慢せずに法的な対処法をとってください。
受け入れ難い!きつい仕事場の社訓
十人十色という言葉があるように、職種、職場にも色々な社訓が存在します。新入社員は忘年会で出し物をしなくちゃならないだとか、仕事がなくなると職種に関係のない仕事をさせられることもあります。どう考えてもおかしい会社の流れがあったとしても、大多数で運動を起こさないと社訓は変えることは出来ないでしょう。きついと思った現状は、行動すれば変えられるものです。
優良企業と思って入った会社が、じつは外面が良いだけで経営難に陥っているケースも報告されています。仕事と割り切って自分の個人的な意見を一度飲み込んだとしても、必ずどこかでまた疑問が湧いてきます。働いているうちに自問自答し、自分の将来が不安になってくるでしょう。何らかの対処法をと考えないと、辞表という方法をとってしまいます。
もともと仕事をする気がない
学生生活などでサボりがちな人ほど、社会に出てからも仕事で不満が残ってしまう傾向にあります。別にきつい仕事でもない簡単な業務内容でも、やる気が感じられない人はいるものです。そのような人は常に自分がサボる方法を考えていたり、楽な職種を探し求めて退職を繰り返しています。
どんな職場にも自分が苦手な人はいるもので、どこかで割り切らなければ最終的には無職になってしまうでしょう。誰だって働かずに暮らせたら最高です。ですが日本は世界に比べると、物価や家賃が高い方の国です。親もいつまでも元気でいられるはずもなく、どこかで自立せざるを得ないでしょう。最初は体力的にもきついでしょうが、ようは慣れです。
職場に馴染めない人は出来るだけ早く対処法を考え、自分の生き方を工夫する努力をしなければ、生きていけません。あまりきつい仕事の事を深く考えすぎない事がコツです。
仕事を辞めた後の自分のきつい状況を想像する
自分のいま勤めている会社がきつい仕事で、あまりにも酷い場合は転職するのも一つの手段です。ですが、自分が誰かを養っている場合や、借金返済をしている場合は、ある程度計画性を持って退職しましょう。突発的に辞めるとその時は解放感で嬉しいものです。しかし現実的にお金が必要ならば、またすぐにでも働かなければなりません。何もするにも計画とは大事なものなのです。
人間というものは、きつい仕事をしている最中は周りが見えないものです。衝動的な人ほど、退職という一時的な楽な方法をとってしまい、後になって焦ります。自分の年齢や家庭環境などを考慮し、未来のビジョンを見据えながら判断しないと、自分で自分の首を絞めることになるでしょう。仕事がきついのは、みんな同じ仲間です。
きつい仕事に対する考え方や乗り越え方
どの職場でも嫌なことの一つや二つはあります。ということは、自分なりの対処法を見つけないとキリがありません。楽なん作業の効率化ばかりを考えて実行していると、職場の雰囲気も悪くなる一方です。手に職を残すためには、自分のパフォーマンス力があるをあげましょう。つねに自分に原因があると疑い、改善点を見つけていきましょう。
きつい仕事で悩んでしまう前に、冷静に自分を見つめ直してください。信頼できる同僚や先輩に、相談するのも良いでしょう。目の前の事ばかり気にするのではなく、俯瞰で物事を見る癖を付けると、人生は案外楽になるものです。自分以外にも、まだまだ過酷な環境下で仕事をしている方はいます。視野を広げることで、気が晴れることもあるでしょう。
きつい仕事の特徴やアドバイスのまとめ
自分の中で「今の仕事はきつい」と感じたならば、何かしらの対処法をとらなければなりません。どう考えても続ける事が難しければ、転職を視野に入れた行動をすぐにでもとりましょう。履歴書に書ける様に現状の仕事で評価を受ける、次の職種で活きる資格を取るなどの準備をしておいてください。きつい仕事からきつい仕事に移っても、意味がありません。
そして、なるべく在職中に次なる職場の面接にいきましょう。いざ辞めたはいいが、次の職がなかなか決まらないというリスクを抑えるためです。当然ですが無職中はお金が発生しません。その期間は忙しくて精神的にも疲れますが、次の仕事場で失敗しても意味がありません。自分の理想をイメージしながら頑張りましょう。