仕事をしていると、多くのネガティブな感情に見舞われます。

怒りやイライラ、後悔や哀しみなど、その度に苦しくなり嫌になってしまいますよね。

しかし、そのように仕事へ感情を持ち込んでしまうと、結局のところ損しかしません。

本記事ではこれを回避するために、仕事で感情的になった際の4つの対処法を解説します。

仕事でつい感情的になってしまう方は、ぜひご覧いただければと思います。

仕事に感情を持ち込むのは損しかない

仕事に感情は持ち込むだけ損をする。感情的になった際の4つの方法

はじめに断言しておくと、仕事に感情を持ち込んで良いことはひとつも起きません。

逆に損ばかりで、最終的には全て自分に返ってきます。

僕自身、これまで7つの職場で仕事をしてきましたが、感情を出して良い結果に繋がった試しがなかったです。

仕事は『大人同士のやり取り』で回っているので、ここに個人の感情を持ち出しても事態は好転しないのです。

何より、感情を持ち込んで一番疲弊するのは自分自身なので、出さないのが自分のためと言えるでしょう。

感情的になる自分を否定しない

仕事に感情は持ち込むだけ損をする。感情的になった際の4つの方法

感情を持ち込まないほうが良いことは分かっていても、それを実践するのは難しいものです。

特に忙しかったりプライベートで何かあって気持ちが荒んでいると、普段は流せることも流せなくなりがちです。

つまり感情的になるのは、仕方ない部分もあるでしょう。

なので感情的になってしまう自分は否定せず、いざ感情的になってしまった際に、いかにそれをコントロールするかに焦点を当てるべきです。

人間である以上、誰だって常に平常心ではいられません。

そのことを認識しておくだけで、余計なストレスを抱えずに済むこともあります。

感情的になった時の4つの対処法

仕事に感情は持ち込むだけ損をする。感情的になった際の4つの対処法

もし感情的になってしまいそのまま表に出してしまうと、色々と面倒なことになります。

これを防ぐためには、以下の4つの対処法が役に立ちます。

その場から離れる

感情的になった時に、目の前にその元凶がいると、それを収めることは容易ではありません。

そこでおすすめなのが、その場からすぐに離れることです。

離れたら1人になって、感情が落ち着くまでは戻らないようにしましょう。

大抵の感情の昂ぶりは、時間がある程度経てば徐々に落ち着いてきます。

焦らず余計なことはせず、冷静ないつもの自分を取り戻すことに努めてください。

もう大丈夫になったら、戻って話し合うなり何なりすればいいだけです。

何も言わないようにする

感情的になっている時の言葉は、ロクなものが出てきません。

売り言葉に買い言葉になるだけですし、失言によって自分の評価がガクンと下がる可能性も十分あります。

そうならないためには、何も言わずひたすら押し黙ることが大切。

どこか1点を見つめて、一切何も考えず硬直しましょう。

そうしてちゃんと脳を介して言葉が出せるようになったら、はじめて言葉を発するようにするのです。

余計な言葉は出さないことを心掛けましょう。

目の前にいるのは『お金』だと思う

僕達が仕事をする理由は何でしょうか。

綺麗事を並べようと思えばいくらでもできますが、最も現実的なことを言えばお金を稼ぐためです。

これはあらゆる人に共通することであり、変わらない事実です。

だから理不尽なこともあれば、バカみたいなことに巻き込まれることもありますが、みんな耐えているのです。

そこで感情的になった時は、「いま目の前にいるのはお金だ」と思うようにしましょう。

腹が立ってどうしようもないことも、乗り切れば金になると思えば案外何とかなるものです。

「こんなしょーもないクズの相手してるだけで、金もらえるなんてラクだ」と思うと、感情的になるのもバカらしくなってきます。

身体を鍛える

身体を鍛えておくと、自分が強くなった感じがします。

すると感情的になった際も、「いざとなればこいつら全員ぶっ飛ばせるしな」と思えて、かえって冷静な気持ちになれます。

これは身体を鍛えることで、自分の中にある種の心の余裕が生まれるからであり、とてもおすすめです。

自分の健康にも良いですし、ストレス発散にもなってまさに一石三鳥と言えるでしょう。

最近はパーソナルトレーニングが一般化して、他の人の目を気にせずトレーナーとマンツーマンで集中して鍛えることもできるようになりました。

初心者でも手軽に取り組めるので、運動不足解消を兼ねて挑戦してみると良いのではないでしょうか。

感情的になる自分をコントロールしよう

仕事に感情は持ち込むだけ損をする。感情的になった際の4つの方法

本記事では仕事で感情的になった際の対処法を解説してきました。

多くの人にとって、仕事はあくまでお金を稼ぐための手段でしかなく、人生を賭けるものではありません。

なので仕事にいちいち感情を乱されていては、何もかもが勿体ないです。

それよりも、仕事の先に待っている大切なもののために、あなたのエネルギーを使いましょう。

感情をコントロールするのは、口で言うより遥かに難しいもの。

しかし地道に訓練していけば、誰でもできるようになります。

現在は有名な『アドラー心理学』など、感情をコントロールする方法を体系的に勉強することも可能となっています。

これらの学びを経て仕事だけでなく、日々の生活に活かしてもらえればと思います。