今これを読んでいるあなたは、「仕事だから辛いのも我慢するのも当たり前」という言葉を、心の中に抱えていませんか?
職場の上司や先輩、同僚や後輩だけでなく、家族や友人までもこのようなことを言っている人がいるかもしれません。
確かに仕事には大変なことはたくさんあって、我慢が必要なこともあります。
どんな仕事にだってそれはありますし、「楽しい」という感情だけで出来るものはないでしょう。
しかし、泣きそうになるのを必死で堪え、歯を噛み砕かんばかりに食いしばりながら仕事をするのはおかしいです。
この記事は、かつてそんな我慢を必死にしながら仕事していた僕の経験を踏まえ書きました。
この記事が少しでも今苦しんでいるあなたの役に立てたら嬉しいです。
そんなに我慢してまで続けるべき仕事なんて無い
まずハッキリ申し上げますが、自分の限界まで我慢してまで続けなければならない仕事など、この世に存在しません。
もちろん時には我慢して乗り越えなければならないこともありますが、恐らく今この記事を読んでくださっている方は、既にとてつもない我慢をしているはずです。
それを「根性が足りない」とか「お前はまだ恵まれてる方だ」なんてことを言ってくる人は、無視して構いません。
この世に自分の身を削ってまでやらなければいけない仕事なんてありませんし、それを強要してくるような会社は、仮にあなたが潰れたら代わりの人間をそこにあてがうだけです。
会社は社員のことを守ってくれません。何かあっても知らんぷりです。
「私より大変な人がいる」という思考に陥るな
あなたは「この世には自分より大変な環境で生活している人がいる」と思い、我慢したことが1度はあるのではないでしょうか。
日本ではこのように、何かと他人との比較をしがちです。
それ自体は悪いことではありませんが、この場面での比較はマイナスの影響しかありません。
そもそも「自分より大変」とは、具体的に何を比較すればそう判断できるのかあまりにも不鮮明です。
それを言ったら、あなたよりラクをしている人だってたくさんいます。
みんなそれぞれの置かれた立場で頑張っているし、そこに大変さの優劣なんてありません。
何より、自分が大変だと思うのならそれはもう大変なのです。
他人がどうこうなんて一切関係のないことです。
仕事を辞めたって死にはしない
「仕事を辞めればいいなんて簡単に言うけど、辞めてからどうすればいいのか分からない・・・」と悩んでいる方もいると思います。
しかし、僕の経験上間違いなく言えるのは、『少なくとも仕事を辞めたくらいで死にはしない』ということ。
確かにこれまでの収入は無くなりますし、考えなければいけないことは多いでしょう。
でも、恐らく今のあなたの精神状態で、仕事以外のことを考える余裕はないはずです。
僕が実際にそうだったから分かるのですが、仕事に追い詰められていると他のことを考える気力を奪われます。
だからどんなに辛くても仕事を続け、さらに辛くなっていく・・・という負のスパイラルにハマります。
それなら、まずは仕事をスパッと辞めて、心身の回復に努めつつ今後のことをしっかり考える方が良いはず。
最悪生活費はバイトでも何でもして稼げます。
そのまま我慢し続けていた方が危険
仕事を辞めても死にはしませんが、今のまま我慢を続けていたら、最悪の結末に至る可能性があります。
実際、僕は1度「電車に飛び込めば会社に行かなくて済む」と、危険な精神状態に陥りました。
この記事を読んでくださっている方は、まだそこまでの思考には陥っていないと思いますが、いずれそこに到達してしまう危険は十分あります。
そうなる前に、我慢をやめて自分を救ってあげてほしいです。
我慢の許容度・許容量は人によって違いますが、どんな人もそれが無限にあるわけではありません。いずれ必ず限界を迎えます。
それが溢れてしまってからでは遅いのです。
あなたの人生はあなたのためにある
仕事に我慢は付き物ですが、我慢をするべきところとするべきではないところが存在します。
この記事を読んでくださっているあなたは、既に頑張りすぎるほど頑張ってきたはず。
でなければ、そもそもこの記事までたどり着いていません。
あなたの人生は仕事のためにあるのではなく、あなたのためにあります。
仕事を辞めることはリスクもありますが、仕事を続けることもリスクです。
どちらのリスクを取った方がいいかは、あなた自身が1番理解しているはずです。
どんな生き方をしたって、自分の人生は1度きりです。
これまで頑張ってきた自分を褒めてあげて、次の1歩を踏み出しましょう。