仕事において、モチベーションの有無は非常に重要です。

モチベーションが高ければ困難があっても乗り越える根気が出せますし、良いパフォーマンスが出せるので成長も著しいでしょう。

しかし、以下のような理由からモチベーションが低下したり無くなってしまうと、仕事に苦痛しか感じなくなります。

・今後の目標がない
・キャリアアップが見込めない
・やりたいことをやれていない
・そもそも仕事が好きではない

そして30代になると、この壁にぶつかることが多くなってきます。

この記事では、仕事へのモチベーションが上がらず悩んでいる30代男性が考えるべきことを、順を追って解説していきます。

モチベーションが自然に上がることはない

仕事へのモチベーションが上がらない30代男性が考えるべきこと

仕事へのモチベーションは、何もない状態ではゼロなのが普通です。

そこに仕事への愛着や目標、昇進や昇給への意欲などの要素が入ることで、高まってくるのです。

モチベーションが下がるのは、冒頭で挙げたようにそうした要素が消失してしまうからで、何もせず元に戻るものではありません。

つまり、モチベーションは自然と上がるものではないため、上げるには相応の行動を取ることが必要です。

日本社会では『石の上にも三年』の言葉とともに、「続けていれば楽しさが分かってくる」などと主張する人がいます。

しかし、楽しさが分かるのは続けている間に本人がモチベーションの向上に繋がるものを見出したからで、ただ続けていれば良いわけでもありません。

以上のことから、仕事へのモチベーションに関する問題は、そう簡単にどうにかできるものではないのです。

先が見えないなら現状維持はやめるべき

仕事へのモチベーションが上がらない30代男性が考えるべきこと

仕事へのモチベーションが低い、もしくは無い状態が続くと苦痛は増す一方です。

そうして最初に頭をよぎるのは、転職をするべきか否かということだと思います。

解答としては、今の仕事を続けても先が見えないなら転職した方が良いでしょう。

例えば昇進によるキャリアアップをしたいけれど、昇進ができない(ポストが無い・他の人が任命された等)という場合。

今後を見据えた時に、新しいポストができるか、自分が上がりたいポストが空く可能性があるなら、そこに入ることを目指し続けるのが良いかもしれません。

しかしその時期が未定、もしくはあまりに可能性が低いと、そこまでモチベーションを維持するのは非常に困難です。

あまりに不確実性が高く先が見えないならば、現状維持ではなく新しい一歩を踏み出すことも必要でしょう。

『構築していきたいキャリア』は何か

仕事へのモチベーションが上がらない30代男性が考えるべきこと

新しい一歩を踏み出す際に、最初に考えるべきはこれから構築していきたいキャリアについてです。

ここでの「キャリア」とは、得たいスキルや経験を指します。

そしてそれは、自分がやりたいことや興味のあることを通して、構築していけるのがベストです。

高いモチベーションを持ちつつ取り組んでいけば、キャリアは順調に増えていきます。

30代でもやりたいことを探し、どう行動していくかを決めるのは遅くありません。

「モチベーションが上がらない」は甘えではない

仕事へのモチベーションが上がらない30代男性が考えるべきこと

仕事へのモチベーションの話をすると、「仕事なんだからモチベーションの有無なんて関係ない。そんなのは甘えだ!」と怒る人がいます。

確かに仕事である以上、何があってもやらなければいけないのは間違いありません。

しかし内から湧き出るモチベーションが無ければ、到底良い仕事は出来ないでしょう。

そして、モチベーションが上がらないのは様々な要素が絡んでいるせいで、自分の甘えではありません。

だから落ち込む必要はないですし、焦る必要もないです。

苦痛のままで人生を過ごすのはもったいない

仕事へのモチベーションが上がらない30代男性が考えるべきこと

仕事であれば、大変なことやしんどいことはたくさん起こります。

加えてモチベーションが無ければ、心身の消耗はより激しく、苦痛を感じながらずっとやらなければなりません。

それを「仕事だから」の一言で片付けるのはとても簡単です。

しかし、これからそのままでずっと過ごさなければならないのは、人生をもったいないものにしています。

仕事へのモチベーションが上がらない状態は、決して普通ではありません。

この状態から抜け出すために、新しい一歩を踏み出しましょう。