今まで頑張ってきたけど何者にもなれなかった・・・。こんな自分にどう折り合いをつければいいんだろう・・・。
昔のように正社員として定年まで働くことが当たり前ではない現代。
多くの人が「何者かになりたい」と模索しています。
しかし、自分なりに努力を重ねたにも関わらず、良い仕事にもプライベートも恵まれず、何者にもなれなかったという人も少なくありません。
この記事をお読みいただいているあなたも、そんな1人ではないでしょうか。
そんな何者にもなれなかったと思っているあなたへ、本記事では4つのことをお伝えしたいと思います。
ほとんどの人は何者にもなれていない
自分は何者にもなれていないのに、周囲の人達を見るとみんなしっかりした立場を持っている…。
そんな風に落ち込んでしまうことは、自分が上手くいっていない時ほどあるもの。
しかし、実は世の中のほとんどの人は、あなたと同じように何者にもなれていません。
そもそも『何者か』というのは、人それぞれ思い描いているイメージが違います。
タワーマンションに住んで優雅な暮らしをしたい人がいれば、フリーランスとして自由に仕事をしながら世界を旅したい人もいるでしょう。
そして全てに共通しているのは、今の自分から遠く離れたものであり、どれだけ努力してもほぼ間違いなく到達できないということ。
ちゃんと到達し何者かになれるのは、ごく限られた一部の人だけ。
もしあなたの周囲にいる人が何者かになれていそうであっても、大概それは必死で取り繕っているだけです。
誰も『特別な存在』ではない
人間は誰でも無意識に、自分は特別な存在だと多かれ少なかれ思っています。
よく詐欺や事故に遭う人が「自分は大丈夫と思っていた」なんてことを言うのがまさにこれですね。
しかしこの世の誰も、特別な存在なんかではありません。
何者かになりたいというあなたも、心のどこかで自分は特別になりたいと思っているかもしれませんが、それは不可能です。
その「特別になりたい」という気持ちを持ち続けて何者かを目指していたら、いつか必ず痛い目を見るでしょう。
結局自分は自分でしかない
厳然たる事実として、自分は所詮どこまでいっても自分でしかありません。
人間は憧れたり尊敬をしている人がいると、「あの人になれたら…」と思うことがあります。
でもそれは叶わないことであり、自分という人間から別人になるなんて無理です。
大切なのはそれを受け入れて、その上で理想とする人に近づけるよう努力するか、自分なりの良さを身に付けていくか。
何者かになりたい人は今の自分自身を否定しがちですが、どれだけ足搔いても自分の本質的な部分は変えられません
だからこそ、何者かという遠くにある曖昧なものではなく、今ここにある自分を大切にするべきです。
『何者になるか』ではなく『どう在りたいのか』
人生で重要なことは、果たして自分はどう在りたいのかということ。
仕事であれば会社員としてバリバリ出世したいとか、起業してカッコよく働きたいというのも良いでしょう。
プライベートであれば結婚して家族と仲良く過ごしたい、独身で気ままにのんびり過ごしたいのもアリです。
別に何者かになんてならずとも、楽しく幸せに過ごすことはできます。
何者でもないからこそ、理想の人生を送るために必要なことをしましょう。
『何者かになりたい病』から自分を解放しよう
何者かになりたい想いに囚われている人は、ある種の病気のようになってしまっています。
自分がどれだけ頑張っても結局何もならなかったとしても、まだ心のどこかで望みが捨てきれていないこともあるかもしれません。
しかしその『何者か』というのは、実体のない幻想です。
そしてそれに囚われている限り、これからもずっと無意味に苦しむことになります。
1つ覚えておくべきは、あなたがここまでやってきたことに、無駄なものは何もなかったということ。
頑張ってきた経験は、必ず今後どこかの場面で活かせる時が訪れます。
折り合いのつけどころはまさにこの点で、これまでの自分を認めてあげた上で、ここからは何にも囚われず自分のしたいようにしていってはどうでしょうか。
変に背伸びせず見栄を張らず、自分のできる範囲でできることをしていれば、人生悪い方向にはいきません。
等身大の自分でありのままに。どこまでやれるのかやってみましょう。