会社ではたくさんの人が働いています。
その中には信頼できる人もいれば、信頼できない人もいて、できれば信頼できない人とは関わりたくないもの。
しかし、どうしても信頼できない人と一緒に、仕事をしなければならない時もあるでしょう。
この記事では、そんな場合に注意すべきことを中心に、解説していきます。
信頼できない人と仕事をする際の注意点
信頼できない人との仕事は、油断すると自分に思わぬ形で火の粉が降りかかるケースもあります。
そのため、以下の点に十分注意する必要があります。
本音は絶対に話さない
当たり前のことですが、信頼できない人には間違っても自分の本音を話してはいけません。
いつ誰に言いふらされるか分かりませんし、それをダシにされて利益を得ようとするかもしれないからです。
彼等は口が軽く、誰かに話すことに抵抗感を抱かないため、とても危険です。
思わずポロリと口を滑らせたが最後、とんでもないことになりかねないため、会話する時は言葉を選んでいくことが重要です。
責任を負う範囲を明確にしておく
信頼できない人と仕事をする際は、必ず事前に『ここはあなたが担当して責任を負うところ』と取り決めておくことをおすすめします。
そうしておかないと、アクシデントが発生した際に、責任逃れをしようとするからです。
それを防ぐために、しっかりと責任を負う範囲を明確にしておくことで、自分の身を守ることに繋がります。
また、彼等は目のつかないところでサボりいい加減にやることが多いため、担当範囲を決めておかないと絶対にやりません。
しわ寄せは全てこちらにくるので、範囲を曖昧にしていくことは避けましょう。
安易にOKと言わない
信頼できない人から何かの許可依頼があった場合、すぐにOKを出すのは非常に危険です。
その内容に問題があった場合、OKを出した自分の責任になるからです。
必ず内容を細かくチェックし、おかしい箇所がないか確認しましょう。
彼等は見直しをしていないことも多いため、基本的なところも油断せずチェックするおとが欠かせません。
時間に余裕を持たせておく
信頼できない人と仕事をするにあたっては、必ず時間に余裕を持たせておくべきです。
ここでいう「余裕を持たせる」というのは、自分が彼等の進捗などを確認し、必要とあらば修正させるだけの時間を確保しておくという意味です。
彼等は納期ギリギリで完成・提出することが多く、それは修正が必要な場合が多いです。
そのため、こちらが確認・修正することが可能な余裕を作っておかないと、手遅れになる可能性も。
何があっても対処できるように、可能な限り余裕を持てる時間は確保しておきましょう。
密かに動向を監視しておく
信頼できない人に対して、動向を逐一確認しておくことは、仕事の成否に直結します。
彼等は放置しておくと、仕事を進めるスピードを調整して、できるだけラクをしようとします。
それ自体は誰もがやっていることですが、問題はそれを必ず完成させるべき仕事にまで適用すること。
なので気付かれぬよう動向を監視し、必要であればさりげなく牽制をかけましょう。
信頼しない方がいい人の特徴
信頼できない人は自分が接していて、何となくでも分かるものです。
ただ、世の中にはそれに加えて、信頼しない方がいい人もいます。
以下に、信頼しない方がいい人の特徴をまとめています。
自分の非を認めない
自分の失敗を反省し次に活かすのは、成長するために欠かせないものです。
しかし反省も後悔もせず、自分のせいではないと撥ね付けるタイプがいます。
そういう人は、一緒に仕事をすると間違いなくトラブルメーカーになるので、信頼は置かない方が無難です。
また、責任の重い仕事、重要な仕事はやらせないことが自分の身を守ることに繋がります。
自己主張が強いくせにつまらない
何かあるたびに手を挙げたり前に出てくるタイプは、一見すると頼もしく見えます。
しかし肝心の発言や行動がよく分からない内容だったり、イタいものである場合は、注意すべきです。
本人は自覚がありませんが、このタイプの人は普通はやらないであろうことを平然とやるので、大変危険です。
故に信頼は置かず、変なことをしでかさないか様子を見ておきましょう。
プライドが高い
プライドを持つことは悪くありません。
ただし、それが周囲をピリつかせたり、不快にさせるようであれば話は別です。
高すぎるプライドは、無駄な失敗やトラブルを巻き起こし、仕事の邪魔になることも。
さらに他人を見下したり、偉そうに指摘してくる場合もあって、ウケが良くありません。
信頼するのはとてもおすすめできないタイプです。
どうでもいい質問が多い
本筋とは関係ない質問を、やたらとしてくる人がいます。
このタイプはどうでもいいことにこだわり、進み具合が遅く、その割にクオリティが低い仕事しかできないことがほとんど。
自分が納得することを最優先にして、他人への気遣いや配慮に欠ける発言や行動が多いという問題を抱えています。
そのため、信頼せずに可能な限り距離を取っておくのがベストです。
自分で調べようとしない
分からないことを調べようとする気概は、仕事において欠かせない要素です。
恥ずべきは分からないのではなく、分からないまま放置することだからです。
しかしその行為をすっ飛ばして、すぐに他人に聞こうとする人がいます。
「聞いた方が早い」というタイプは、自分で成長の伸び代を縮めているに等しいです。
こういう人は一緒に仕事をしてもすぐに聞いてくるため自分の仕事が進められなくなります。
なので信頼はしない方がいいでしょう。
会社員が信頼できない人と仕事をすることは宿命
会社には「どうしてこんな人を雇ったんだろう」と思わずにはいられない人が必ずいます。
冒頭で申し上げたように、できれば関わりたくないものですが、そうもいかないのが会社員です。
命令があれば、基本的に背くことができないのが実情であり、辛いところ。
会社にいる以上は、そうした自分の意思を通すことはほぼ不可能です。
なので会社員は、信頼できない人と仕事をすることになったら、覚悟を決めなければなりません。
信頼できない人と仕事したくないなら独立するべき
この記事では、信頼できない人と仕事をすることになった際に、注意すべきことを解説しました。
しかし、どうしても信頼できない人とは仕事をしたくない・・・という人もいると思います。
そんな人には、会社を辞めて、独立することをおすすめします。
会社にいる以上避けられない問題であるなら、その前提である会社にいなければいいだけです。
「独立なんて無理だ」と思われるかもしれませんが、今の時代稼ぐ方法は会社員として働く以外にもたくさんあります。
もちろんそれもラクな道ではありませんが、会社という組織で神経をすり減らすよりも、遥かに良い人もいるはず。
何より、会社に依存せず自分の力で稼ぐという経験は、1度経験しておけな働き方の幅がグッと広がります。
まずは副業という形で、その経験と実感を肌で感じてみてください。