派遣会社が出している求人に応募したのに、全然連絡がこない・・・。
あなたは今、こんな状況に悩んでいるのではないでしょうか?
大手の派遣会社では、求人に応募すると『社内選考』が行われるため、担当者から連絡があるまで待つよう指示されます。
しかし、いくら待ってもいっこうに連絡がこないままで、不安になったりイライラしてしまいますよね。
本記事では、派遣の求人に応募したのに連絡がこない理由について、詳しく解説していきます。
執筆者である僕は、派遣営業として勤務した経験を持ち、なおかつ派遣社員として勤務した経験も併せ持っているので、双方の立場からお話できます。
ぜひ最後までお読みください。
応募した日に連絡がなければほぼ落ちている
結論から申し上げますが、派遣求人に応募したその日に連絡がこなければ、社内選考に落ちている可能性が高いです。
『社内選考』なんて言っていますが、大したことはしていません。
派遣会社が営業している日であれば、応募した日にはほぼ確実にその結果は出ています。
もし選考に通過しているなら、応募からそこまで時間を置かず、担当者から連絡が入ります。
応募してから1日以上経過しているのであれば、落ちたと思っておいた方がいいでしょう。
派遣会社が落ちた連絡を当日にしない理由
「なんで選考に通過した人と落ちた人で差をつけるの?」
派遣社員の立場からすれば、そう思うのは当然です。
ではなぜ派遣会社が、求人応募の結果連絡を落ちた人にすぐしないのか。
理由は簡単で、手間をかけたくないからです。
「残念ながら選考の結果見送りとなりました」という報告だけで終わればいいのですが、大抵は派遣社員からこんな追及をされます。
・選考に落ちた理由は何か
・ほかに紹介してもらえる仕事はないのか
・なぜこんなに時間がかかったのか
派遣会社も営利企業なので、自分達の売上になることしかしたくありません。
選考に落ちている人への対応は何の得にもならないので、優先度は最下位です。
逆に選考を通過した人は、他社に行かれるのを防ぐために、すぐに連絡して顔合わせ(職場見学)の日程を決めます。
僕自身が派遣営業時代にそうやっていたので、他もほぼ同じだと思います。
社内選考で落ちる理由
派遣会社の社内選考に落ちた理由は、派遣社員に公開されません。
ですが、ほとんどは以下の5つの理由のいずれかに該当します。
順番に解説します。
実務経験がない
派遣社員は基本的に即戦力が求められています。
求人要項に『未経験者歓迎』と記載されていても、実務経験者の方が優先されることはザラです。
そのため未経験職種に応募しても、まず落ちると思っておいてください。
ただし人手不足が深刻だったり、増員を最優先にしている派遣先であれば、実務経験は問われません。
諦めずに応募していれば、通過できる可能性もゼロではないです。
他の派遣社員に負けた
派遣会社には日々多くの人が仕事を求めて派遣登録しています。
なので1つの求人に複数人の応募があるのは当然ですよね。
その中から求人に最も合致している人が選ばれるので、自分より相応しい人が応募していたら、その人に負けた可能性があります。
また、派遣先も複数の派遣会社に求人を出していることも多いため、そこの派遣社員も競合です。
もし自分が選考に落ちたにも関わらず、求人が掲載を終了していたり充足となっていた場合は、自分以外の誰かに決まった可能性が高いです。
年齢が対象外
記載こそないものの、求人ごとに求めている年齢層というのは、意外とあるものです。
僕が派遣営業時代に担当していたとある職種では、基本的に20代という暗黙の了解がありました。
若ければいいというわけではありませんが、あまり年齢が高いと対象外として落ちてしまうこともあります。
その職種の平均年齢がどれくらいなのか、事前に調べてみておきましょう。
職歴がひどい
短期離職があったり転職回数が多いなど、職歴が荒れている状態だと、選考に落ちる可能性が高くなります。
ただでさえ派遣社員は短期で離職する割合が高いので、過去にそのような経歴があると警戒されてしまいます。
もちろんやむを得ない事情がある場合は別ですが、それでも印象は良くありません。
職歴に何かしら問題があると、選考通過は難しくなることを覚悟しておきましょう。
紹介NG認定されている
表向きはそんなもの存在しないと否定していますが、派遣会社に紹介NG認定されている人がいます。
いわゆるブラックリストのようなものですね。
認定されてしまうと、その派遣会社では一切紹介をしない方針となります。
理由は様々ですが、人間性に問題があるなど就業させたらリスクが高いと判断した場合、この措置を取ります。
どれだけ求人に応募しても落ちる、派遣会社に紹介してほしいと訴えても濁されるなら、紹介NG認定されている可能性があります。
これはどうすることもできないので、諦めて他の派遣会社にいくしかありません。
仕事を早く決めるために必要なこと
あなたは求人に応募した後、連絡がくるまでひたすら待ち続けていませんか?
これは非常にもったいない時間の使い方です。
仕事を早く決めるために必要なことは以下の通りです。
複数の派遣会社に登録する
派遣社員として働くにあたって、複数の派遣会社へ登録するのは鉄則です。
派遣会社ごとに抱えている求人は異なりますし、進行のスピードも違います。
その中から自分がより良いと思える派遣会社で働くのがベストです。
選択肢が複数あると精神的な余裕が生まれて、冷静に判断できるようにもなるので必ず実施しましょう。
少しでも気になる求人は応募する
自分の希望が全て叶う求人はありません。
社内選考を通過しても、次は派遣先との顔合わせ(職場見学)が控えており、ここで見送りとなる可能性も十分あります。
また、顔合わせ時にこちらがイメージしていたのと違うこともあるので、1つの求人だけに入れ込むのはリスクが高いです。
なので、まずは自分が少しでも気になった求人には、片っ端から応募していきましょう。
その中から選考に通過し顔合わせを経て、自分が働いてもいいと思えるところを決めればいいのです。
派遣会社へ催促やクレームはいれない
求人に応募したものの連絡がこないと、派遣会社へ催促やクレームの連絡を入れたくなるものです。
しかし、それは絶対にしてはいけません。
その行為をすることで紹介NG認定される可能性がありますし、面倒くさがられてまともに対応されなくなるかもしれないからです。
たとえ催促やクレームを入れても、派遣会社が改善することはほぼないので、無駄に終わるだけです。
派遣会社は都合よく利用すればいい
派遣会社は、派遣社員のことなんてどうでもいいというのが本音です。
自分達の利益になるかならないか、そこだけを見ています。
ビジネスなのですから、当然と言えばそれまでですよね。
なので派遣社員であるあなたも、派遣会社を都合よく利用すればいいのです。
真面目で優しい人ほど、派遣会社の言うがままに仕事を決めてしまい、そのまま働いてしまいます。
そうではなく、自分がここだと思った求人にのみ注力し、働けるようにしましょう。