今や大企業ですら『安定』とは言えない、何が起こるか分からない世の中です。
そんな中で僕達に必要なのは、不測の事態に備えて行動すること。
具体的には、キャリア形成をしっかり行って、仕事にもお金にも困らない環境を整えることです。
しかし、正社員ではなく派遣社員の場合でも、キャリア形成をすることは可能なのか不安に感じている方は少なくありません。
本記事では、派遣社員のキャリア形成について、詳しく解説します。
派遣社員でもキャリア形成は可能
はじめに結論から言うと、派遣社員であってもキャリア形成は十分可能です。
キャリア形成をするためには、現在の仕事をある程度継続することはもちろんですが、
①職場内におけるポジションの変化や業務内容の変化
②職場外での別の仕事・趣味・ボランティア等の実施
③別業種へのジョブチェンジ
といったことが必要です。
派遣社員にもキャリアパス(昇進などキャリアアップするための道筋)を用意している職場はありますし、正社員と比べて残業が少なく拘束時間が短いため、職場外での活動もしやすくなっています。
また、雇用元はあくまで派遣会社なので、派遣会社が働き口として保有している雇用先を渡り歩くことでジョブチェンジもしやすいです。
以上のことから、「派遣社員だとキャリア形成ができない」という不安を抱く必要はありません。
派遣会社の研修はアテにしない
派遣会社にも様々な研修制度が用意されており、それを売り出している派遣会社も多いです。
しかし、正直なところ派遣会社の研修制度は、キャリア形成にあまり役立ちません。
僕自身、これまでに4つの派遣会社で派遣社員として働いた経験がありますが、社内の研修を受けている人を見たことがないです。
ほとんどが社会人として初歩的な内容で、時間を取ってやる程ではないからです。
派遣会社によっては有名スクールと提携しており、それを利用することもできますが、大抵は無料で受講できるわけではなく多少割引される程度。
派遣会社はあくまで雇用先を提供してくれるところだと考えておきましょう。
派遣社員がキャリア形成をするための3つの方法
既に解説した通り、派遣社員がキャリア形成するために必要なことは、以下の3つです。
①職場内におけるポジションの変化や業務内容の変化
②職場外での別の仕事・趣味・ボランティア等の実施
③別業種へのジョブチェンジ
ここではそれぞれを改めて詳しく解説していきます。
職場内におけるポジションの変化や業務内容の変化
ひと昔前、派遣社員は労働力の調整弁として、使い捨てにされるリスクが高い人材とされていました。
今でもそのリスクはありますが、それと同時に派遣社員でも昇進や担当業務の増加など、キャリア形成のチャンスが増えてきています。
僕も派遣社員でありながら、管理職へ昇進した経験があるので、嘘やデタラメではありません。
当然そのチャンスを得るには、日頃から仕事に真面目に取り組み、かつ結果を出したり能力の高さを証明する必要があります。
どれだけ望んでも、簡単にできるわけではないことを、あらかじめ認識しておくべきでしょう。
職場外での別の仕事・趣味・ボランティア等の実施
派遣社員は残業がなかったり、正社員よりも少ないことが多く、自由な時間が確保しやすいメリットがあります。
これを活かして、副業をしたり起業で別の仕事に取り組むことで、キャリア形成に大きく役立てることが可能です。
趣味やボランティアなどで、仕事だけでは経験できないことをやるのも良いでしょう。
職場外での活動は良い気分転換になりますし、単に1つの仕事をするよりも良い経験が積めます。
自分の無理のない範囲で、積極的に活動していくことをおすすめします。
別業種へのジョブチェンジ
派遣社員の雇用元は派遣会社です。
派遣社員は1つの雇用先で、最大3年間しか働けない抵触日が定められていますが、これは決して悪いことばかりではありません。
派遣会社はいくつもの雇用先を保有しているので、問題を起こしたり派遣会社自体が倒産しない限りは、また別の雇用先で働くことが可能です。
そうしてジョブチェンジしていくことで、キャリア形成を柔軟にすることができるのも、派遣社員ならではの強みと言えるでしょう。
キャリア形成のために計画→実行しよう
キャリア形成において重要となるのは、場当たり的ではなく計画をもとに実行していくことです。
計画を前もってしておくことで、何をどのようにしていけば良いのかが明確になって、迷うことがありません。
キャリア形成は中長期にわたって行うものですが、計画性がないと次が見えずただ目の前のことを何となくやるだけになってしまいます。
自分の強みや得意なことを伸ばして専門性の強いキャリアにするのか、様々なことに挑戦してできることの範囲を広げるキャリアにするのか・・・といったキャリアの方向性を決めておきましょう。
そうした計画のもとで形成されたキャリアは、自らの自信に繋がる要素の1つになってくれます。
自分の市場価値を高めてどんな環境でも活躍できる人材になって、何が起きても安心して生活できるようになるのが理想です。
自分だけでキャリア形成が難しいという場合は、プロにキャリア相談するのもおすすめです。
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