社会人として仕事に追われる日々を過ごす中で、「スクールに通って勉強しようかな…」と思う人は、意外と多いものです。
そのキッカケは人それぞれですが、社会人になると何かスクールに通って学ぶ機会なんてほとんどないので、ワクワクする気持ちが出てきます。
しかし同時に悩むのが、仕事と両立させながら勉強するか、仕事を辞めて無職になってから勉強するか…という点ではないでしょうか。
僕自身、スクールに通って勉強しようと決めた時に、このことで随分と悩みました。
結局、紆余曲折あって仕事と両立しながら、仕事を辞めて無職になってからの両方を経験したのですが、おかげでそれぞれのメリットを知ることが出来ました。
この記事では、そんな僕の経験をもとに、スクールに通って勉強する際の無職か仕事と両立しながらについて解説します。
優先したいものが何かで決めるべき
はじめに結論から言うと、仕事と両立しながらか、もしくは無職の状態のどちらでスクールに通って勉強するかは、自分が何を優先したいかで決めるべきです。
もし短期間で集中的に勉強したいとか、まとまった時間を確保して勉強したいのであれば、仕事を辞めて無職になってからやるのがベスト。
それよりも確実にお金を確保しておきたいとか、仕事と勉強で忙しいけれど充実した生活にしたいのであれば、仕事と両立しながらやるのがベストでしょう。
両方を経験した僕からすると、どちらの方が良いということはありません。
自分が優先したいものを考え、どちらがそれを満たしてくれるかがポイントになります。
無職で通う場合のメリット
無職の状態でスクールに通って勉強する最大のメリットは、やはり自由な時間が確保できること。
また、勉強に専念できるためモチベーションも段違いですし、自分の今後のキャリアについてもじっくり考える余裕があります。
以下でそれぞれ、詳しく解説します。
集中して学ぶ時間が持てる
仕事がない分、全て勉強に使うことが出来るので、学びの質も量も圧倒的に上がります。
平日の日中にカフェや図書館で勉強していると、まるで受験生に戻った気分になります(笑)
その気になれば予習も復習もしっかり出来ますし、他の受講生よりも理解が先に進みます。
僕が通っていたスクールに同じように無職だった人がいましたが、その人も勉強にとても多くの時間を費やしており、知識を習得するのがとても早かったです。
モチベーションを高く保ちやすい
スクールのスケジュールにもよりますが、勉強するとなれば基本的に、休日を丸一日これに充てることになります。
仕事を週5日しつつ、休日は丸一日使って勉強するのは、やってみると非常に大変なもの。
そのためモチベーションの維持が難しく、挫折してしまう人もいました。
無職の場合、言い方は悪いですがやることが勉強しかないので、モチベーションは高い状態を保ちやすくなります。
先述した僕と同じく無職で通っていた人も、始めから終わりまで、総じてモチベーションは高かったです。
※講師への質問も積極的、与えられた課題に対しての深掘り具合も凄かったです。
キャリア構築について考える時間を持てる
スクールに通っている人は、理由は様々ですが何かしらの目的を持って勉強しています。
例えば転職や独立を考えていたり、日常生活に活かすため等ですが、いずれにせよ今後どんなキャリアにしていくかをゆっくり考えることが必要でしょう。
無職の場合、スクールでの勉強と合わせて、今後のキャリアをどうしていくかを考える時間もたっぷりあります。
特に30代の場合、これまでの振り返りも含めてキャリアについて考える時間を持つことは、とても意味があることです。
仕事と両立して通う場合のメリット
仕事と両立してスクールに通う場合、金銭面の心配をせず安心して勉強することができます。
また、仕事と勉強の二つに奔走することにはなりますが、そうした忙しさが好きな人にはピッタリでしょう。
お金の心配が不要
スクールに通うとなれば、それなりのまとまったお金が必要になります。
また、日々の生活費もかかるため、無職だとどうしてもお金の心配が頭の片隅に存在するように。
仕事と両立していくことで、その心配は不要になります。
その意味では勉強に余計な不安を持ち込まず、集中出来るようになるでしょう。
生活の充実感
仕事と勉強の両立は、実際にやってみると想像以上に過酷です。
どんなに仕事で疲れていても、課題が出ていればやらなければなりません。
また、なるべく寝ていたくても、スクールに通うために仕事の日と変わらず起きなければならないこともあります。
しかしそんなハードなスケジュールを、「充実している!」と感じられることもあります。
社会人になると仕事一辺倒になる人がほとんどの中で、わざわざスクールに通い勉強している自分がいる事実に、何だか嬉しくなることも。
そんな充実感を感じられるのは、両立しているからこそだと思います。
見通しを立てた上でスクールへ申し込もう
この記事で解説した、無職の場合と仕事と両立した場合のメリットを、改めてまとめてみます。
無職の場合
・集中して学ぶ時間が持てる
・モチベーションを高く保ちやすい
・キャリア構築について考える時間を持てる
仕事と両立する場合
・お金の心配が不要
・生活の充実感を味わえる
繰り返しますが、どちらの方が良いというわけではなく、自分が何を優先したいかによってどちらが良いか決めるべきです。
いずれにしても、スクールに通って勉強するのは、それなりの意志と覚悟がなければできないこと。
それをやろうと考えている時点で、確実に一歩前に進んでいるので、あとはその見通しを立てた上で申し込めばOKです。
やっている最中は大変ですが、やり終わった後の達成感もひとしおなので、ぜひ頑張っていただきたいです。