職場では多くの理不尽や、理解不能なことが巻き起こります。
その中で表立っては言えない本音もたくさんあるでしょう。
しかし、その本音は職場では絶対に言わず、常に建前で隠し通すことが大切です。
僕はそれを自分自身の体験から痛感しました。
本記事では、その理由と本音を言いたい時の方法について解説します。
1人にでも言えば絶対に広まる
大前提として、職場にいる人には例えどれだけ仲が良くても、絶対に本音を言うべきではありません。
何故なら、誰か1人にでも本音を言えば、それは間違いなく全体に広まるからです。
人間は噂話やゴシップ、他人の悪口などネガティブなものが大好きな生き物。
あなたが信用して本音を漏らせば、それを聞いた人はまた誰かにあなたの本音を漏らします。
漏らした人に悪意はなくても、それを知った人が増えればあなたの印象や評価は、少なくとも良い方には向かわないでしょう。
僕もかつて、苦楽を共にした信頼していた同期に職場に対しての本音を話したところ、それが上層部の知るところになり大変な事態に見舞われました。
その同期は悪意から漏らしたわけではなく、僕もその人を恨んではいませんが、それから本音は職場で絶対に言わないと心に誓いました。
本音を言ったところで得は1つもない
もう1つ覚えておくべきことは、仮に職場で本音を言ってその場はスッキリはしても、自分に得は1つもないということ。
大抵の場合、本音というのは誰かを不快にさせる、切れ味の鋭いものばかりです。
その背景にどんな意図があっても、本音を聞いた人にはそこまで伝わらないことがほとんど。
かといって自分でそれを説明をしようとしても、漏れ聞かれている段階ではただの言い訳になってしまいます。
それに本音を言ったところで、他人も職場も真摯に受け止めて変わってくれるなんてことは絶対にありません。
得をしないのにリスクは負うなんて、無意味なことはしはい方が賢明です。
本音を言うのは職場に一切関係無い人のみにする
もし本音を隠して抱えるのがしんどく、誰かに言いたくて仕方ない場合。
言う相手は職場に何の関わりも繋がりもない人のみにしましょう。
家族・友達など、たとえあなたの本音を漏らしても、職場の人にまで辿り着かないことが条件です。
内容的に家族・友達にも言いづらかったり、言う相手がいない場合は、第三者に話すという手段もあります。
例えばカウンセリングであれば、プロのカウンセラーがあなたの話を否定せず受け止めてくれるでしょう。
このように、仮に本音を言うなら職場には縁もゆかりも無い人を選択すべきです。
職場は建前100%で構成されている
よく求人情報誌の職場アピールポイントに、「風通しの良い職場」と記載されているものを見かけます。
しかし6度の転職で数多くの職場を渡り歩いてきた僕の経験上、本当の意味で風通しが良い職場はありません。
誰もが自分の本音を隠さず言えることなんてなかったですし、言っても疎まれて終わりでした。
先程解説した通り、本音は誰かを不快にさせる、切れ味の鋭いものです。
それを聞いて不快にならず1つの意見としてしっかり受け止め、参考にする器の大きい人はごく稀にしかいません。
だから職場はみんな建前を並べており、それで安定を維持しているのです。
そこに本音を投下しても、騒ぎになるだけで味方してくれる器を持つ人はいないと思っておくべきです。
どうしても直接言いたいなら辞める腹を括っておく
あなたが本音を直接言わないと気が済まないタイプなら、職場に全てぶちまけてしまっても構いません。
ただしその場合、もう辞めてもいいという腹を括っておく必要があります。
ここまで解説した通り、日本の職場のほとんどは本音を言うことを歓迎してくれません。
どれだけ嘘と分かっていても、建前を重視するのが実情です。
本音を言うことは人間として何も間違っていませんが、職場という組織の一員としては煙たがられることになります。
本音を言ったことで退職するよう仕向けられることもありますし、何らかの嫌がらせをされる可能性もあります。
なので「こんなところ辞めても未練ないな」という状況でない限り、本音を言うのはやめておきましょう。
本音で仕事したいなら副業やフリーランスで活動しよう
雇われの身では、残念ながら今後も本音を言うことはできません。
自分が本音で仕事をしたいなら、副業やフリーランスなど雇われではない身で、稼いでいけるように成功する必要があります。
本音を言って誰かを不快にさせても、自分の利害への影響を考慮しなくて済むようにするのです。
雇われの身にもメリットは多々ありますが、この点では雇われではない方が自由です。
建前ばかりで疲れてしまった人は、まず副業など自分で稼げるスキルと手段を身につけましょう。