今の仕事を辞めて新しい仕事に転職したい、転職すべきか悩んでいるという人は多いです。
どうして転職すべきか悩むかというと、まずは現状に不満があることが理由にあるでしょう。ここでは、転職すべきか悩む理由にはどのようなものがあるのか紹介します。
転職すべきか悩む理由
将来性が感じられない
転職すべきかどうか悩んでいる人は、たいてい現在の仕事に将来性がないと感じていて転職すべきが迷っているところがあります。将来性がないというのは、具体的には仕事をし続けても地位が上がらないとか、給料が増えていく見通しが立たない、また会社の業績が悪化しているなどがあるでしょう。
給与や待遇が平均以下
統計調査として、同年代の人がどの程度の役職についているのかやどの程度の給与を得ているのかを知ることができるのですが、この平均値よりも下なことが理由で転職すべきか悩みだす人がいます。
同年代の他の人が自分よりも給与や待遇が上であるとなると、転職してもっと待遇や給与のよい会社に勤めたいと転職すべきか悩んでしまうのも無理はないでしょう。
やりたいことと現職が異なる
また、やりたいことができたことが理由で転職すべきか悩む場合もあります。小さな頃からの夢があったけれどとりあえず仕事に就き、けれどやりたいことを諦められずに転職すべきか悩んでいるような人や、新たにやりたいことができたのに現在の仕事ではできないことに悩んでいる人などです。
やりたいことがあるのに現状はできないとなると、フラストレーションがたまってストレスになったりします。そのため、転職すべきか悩みます。
転職すべきか決める方法6つ
現職の将来性から転職すべきか悩んでいる人、会社や自分の人生の将来性を考えて悩んでしまう人、給与や待遇が平均より下であることで迷っている人や、やりたいことがあるのにできない職であることが不満の理由になっている人など、転職すべきか悩んでいる人は多いです。
では、実際に転職すべきか決めるにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは転職すべきかどうなのかを決める方法を6つほど解説いたします。
方法1:キャリア相談を利用してみる
転職サイトではなく、転職エージェントを利用してキャリアカウンセリング(キャリア相談)をしてみる、というのは良い方法でしょう。転職エージェントにそもそも転職すべきかどうかを相談していいのか疑問に感じる方もいらっしゃるでしょうが、他人に話すことで自分の転職の意志を確認するキッカケになります。
漠然とした転職したいが転職すべきか悩んでいる、という不安な方の相談でも歓迎してもらえるので、利用してみましょう。
方法2:周囲の意見を参考にする
周囲に話せる人がいるなら、今の自分の漠然とした転職すべきかどうか迷っている気持ちを正直に相談して、相手の意見を参考にするのもよいでしょう。
この場合の相談相手は、できれば転職の経験がある人にしておくと相手の意見が参考になりやすいです。どうして転職したのか、転職してどうなったのかを具体的に知れば決意するキッカケになりやすいでしょう。
方法3:転職してやりたいことをまとめる
まずは、転職して自分がやりたいことは何なのかを具体的に書きだしてみるとよいでしょう。転職したい、転職すべきかもやっとしたまま転職情報誌や転職サイトを眺めているだけではそのまま時間が経ってしまいます。自分がいったい何をやりたいのかを明確にしてみましょう。
方法4:どうして転職したいのか自己分析をする
そもそもどうして転職すべきか悩んでしまっているかというと、現職に不満があるからということになります。
自分はいったい現職のどの部分を不満に感じているのか、ならばどんな会社に転職することができれば不満は解消されるのかを具体的に書きだしてみましょう。不満点を現職のまま解消できるかどうか、についても判断してみるとよいでしょう。
方法5:自分の状況を把握する
転職するからには、現在の職よりも良くなっていかないと意味がないのですが、そうなるために自分にはどのような能力があり、どんな状況にあるのかをメモ帳にでも書きだしてみましょう。
自分の強みはどこにあるのかを見つけ、それによって希望したい転職先に本当に転職できるのか目安にすることができます。もしも力不足だと感じた場合は、転職に向けて資格取得なりする必要もあるでしょう。
方法6:転職の条件を出して求人を探してみる
ただ漠然と平均より給与が低いとか待遇が低いというたけでなく、最低でもこれだけの給与や待遇が必要だという転職の条件をはっきりとさせます。自分の中で大事な譲れないポイントと、妥協することができるポイントを把握しておきましょう。
そのことを念頭に置いて、実際に求人情報を集めてみます。どのような求人があるのか、どんなことが要求されているのかを具体的に知りましょう。
転職すべきではない人の特徴5つ
ここまでは転職すべきか決める方法について解説してきましたが、逆に転職すべきではない人もいます。転職すべきか悩んでいるという方は、ここから紹介する転職すべきでない人の5つの特徴にあてはまっていないかどうか、確認してみてください。
特徴1:リスクを理解していない
転職は必ずしもステップアップするものではなく、場合によっては思ったよりも給与が下がったり待遇がよくなかったりするというリスクが存在しています。また、現在の仕事を続けながら転職先を探すというのはなかなか大変なことでもあります。
とくに未経験の職業にいきなり転職したいという場合は、待遇や年収が下がる可能性があることを覚悟していないと転職はおすすめできません。
特徴2:キャリアプランが曖昧
転職すべきでない人の特徴2は、将来こうなりたい、というキャリアプランがなくただ漠然と転職すべきではないかと考えている人です。
同年代よりも年収が低いとか、待遇が悪いからもっと良い会社に転職したいというような場合が該当するでしょう。ただ漠然ともっと良い環境にしたいと考えているだけで、実際にこうなりたいという強いキャリアプランがある訳ではない人です。
特徴3:人の意見に流されて転職
よくTVや雑誌、インターネットでも転職して年収が上がりました、などの記事が出ていることがありますがあれは成功者のみが出ています。それらの記事を見てなら自分も、と影響されてしまったり、転職して待遇が良くなったという人の話を聞いて転職したいと考えている人はちょっと危険です。
羨ましいなという感情だけで転職を決意してしまうと、実際に転職活動をしたり転職した後に考えていたのと違う、という風になりがちです。
特徴4:ただ現状に不満を抱えている人
とにかく今の職場が嫌で仕方がなく、転職したいという方もいらっしゃいます。嫌な理由は人間関係だったり、仕事の状況だったりするのですが、このケースがなぜ転職すべきではないのかというと転職したからといって必ずしも改善するとは限らないからです。
不満が1つもない職場などないでしょう。人間関係に不満があって転職したのに、また転職先で人間関係に不満を抱えてしまうといったことも起こる可能性があります。
特徴5:具体的な努力をしていない人
「〇〇をやりたいんです」と口では言って転職を希望していても、実際に〇〇に必要とされる技能を満たしていなかったり、条件を調べてすらいないという方もいます。やりたいことがあるのは良いことですが、やりたいことに向かって資格取得などの努力をしていない人は転職すべきではないでしょう。
転職では中途採用になりますが、新卒と違い中途採用では即戦力を求められます。転職したら勉強します、という方では遅いでしょう。