新卒で入社して気付けば30代。このままずっとここで働き続けるべきなのかな・・・?
ひと昔前の日本社会は終身雇用制で、ほとんどの人が1つの会社に定年退職するまで勤めているのが当たり前でした。
しかし今では、転職するのが当たり前となり、1社で勤め続ける方が少数派となりつつあります。
30代にして未だに新卒からずっと同じ会社で働いているけれど、周囲が次々と転職や起業している姿を見ると、自分はこのままでいいのか不安になりますよね。
もちろんずっと1つの会社で変わらずにいるのは素晴らしいことですが、同時にいくつかの弊害もあります。
この記事では、そんな不安を抱えている方へ、1社に勤め続けることによる5つのデメリットと、今後を見据えた転職や副業といったものを解説します。
未経験職種への転職が難しくなる
1社に勤め続けると、その会社での業務にほとんど慣れて、頼りになるベテランの上司もしくは先輩となります。
しかし、そのまま1社でしか経験がない状態だと、仮に転職するとなった際に苦戦する可能性が高いです。
忍耐力や継続力は評価されても、柔軟性には欠けているのではないかと警戒されるからです。
特に未経験職種へ転職したいとなった場合、採用する会社側も30代で1社しか経験がない人材では、「ウチに来て役立ってくれるのか?」と危惧されて落とされることが珍しくありません。
1社に長くいればいるほど、社内での居心地は良くなると同時に、他の会社への転職は難しくなるでしょう。
柔軟な対応ができなくなる
1社に勤め続けると年々慣れ具合は高まり、その会社における自分の立ち位置(ポジション)が分かるようになります。
それはつまり、その会社の色に染まり、求められることが出来るようになるということです。
一方で、他の会社での経験がないと、知らないうちに「この会社の常識は社会の常識」と思い込んでしまうもの。
でも会社内の常識なんて、各社で大きく変わるのが当たり前で、社会の常識から外れていることも珍しくありません。
そうした違いを受け入れられるかは当人の柔軟性次第ですが、1社しか知らないと、それを受け入れて柔軟な対応をすることが難しくなりがちです。
態度が大きくなりプライドが生まれる
1社に勤め続けると、年々社内での影響力や存在感は大きくなります。
しかしそれは、自分が偉くて凄い人間なんだと感じる要因になりかねません。
もちろんそれは大きな勘違いで、どれだけ長年勤務してようと偉くも凄くもないですし、1歩会社を出たら何の意味もないこと。
会社に居座るおじさん社員は、こうした勘違いを起こす人が多いから、嫌われて邪険に扱われるのです。
会社を客観的に評価できない
もし突然、「自分のいる会社を評価してみてください」と言われたら、あなたは何を基準に評価するでしょうか。
おそらく最初に浮かぶのは、『他と比較してみる』だと思います。
複数の会社に勤めた経験があれば、そうした比較ができて評価もしやすいですが、それがなければ客観的な評価はできません。
客観的な評価ができないということは、実は恐ろしいことで、会社がおかしい方針に走っても異常だと気付けないことも。
1社に勤め続けると、客観的な視点が持てないのは大きいデメリットになり得ます。
物事に対する視野が狭くなる
1社のみに勤め続けていると、その会社の常識が社会の常識と思い込んでしまうことは既に解説しました。
それと同時に出てくるのが、物事に対する視野の狭さです。
価値観や考え方は、自分が長くいる環境に多かれ少なかれ左右されます。
1社に長年いれば、そこで醸成されている価値観や考え方に、無意識のうちに寄っていくもの。
その結果、視野が狭まって偏った見方しかできなくなってしまうのです。
そのまま年齢を重ねると、矯正することはほぼ不可能でしょう。
転職や副業を考えてみよう
本記事では、1社に勤め続けた場合のデメリットについて解説してきました。
しかし誤解しないでいただきたいのは、1社に勤め続けるのが絶対にダメではないということです。
むしろこの時代で転職せずに1社で頑張り続けるのは、相当な精神の強さがなければ不可能。それだけで十分凄いこと。
しかし、もし今の会社に何となく居続けていたり、変わらずにいることに不安を感じているなら、転職や副業を検討しましょう。
転職にあたっては、まずこれまでに身に付けたスキルを整理することが、スムーズに成功するためのポイントです。
例えば副業は今の会社を辞めず、別の仕事に取り組むことが可能です。
転職するほど思い切れないけど、何か新しい刺激が欲しいという場合に最適の手段と言えます。
どちらにしても、今後の自分のキャリアプランを構築することが、最初の第一歩です。
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あなただけのキャリアプランを築いて、これからの日々をより充実したものにしましょう。