「今の会社は楽しいわけじゃないけど、居続けるのが辛いわけでもない・・・」

このように、いわゆる可もなく不可もない感情を会社に持っている30代は、少なくありません。

どちらかに気持ちの天秤が偏っていれば、留まるか辞めるかも決めやすいですが、どっちつかずの状態だと非常に悩んでしまいますよね。

そんな30代に推奨するのは、会社にしがみついて働きつつ自立に向けて努力を続けることです。

この記事では、そうするべき理由について、詳しく解説していきます。

会社にしがみつくのは悪いことじゃない

会社にしがみつくと言うと、情けなく恥ずかしいというネガティブな印象を持たれるかもしれません。

しかし、会社にいることで最低限の給料は保証されていますし、各種保険や福利厚生を享受することもできるメリットがあります。

何の考えもなく会社を辞めてしまえば、途端に路頭に迷うことになるので、それよりもひとまずしがみつく選択をするのは何ら悪くないのです。

どれだけ大仰なことを言っても、先立つものが何もなければどうしようもありません。

生活するための最低限のお金は必要なので、それを手っ取り早く得るために会社を利用するべきです。

会社に依存したままでいるのは危険

とはいえ、しがみついたまま依存し続けるのはとても危険です。

大企業でさえ早急希望退職者を募るなど、あらゆる方法でリストラを敢行している現在。

今は40~50代がターゲットにされている傾向が強いものの、これから先30代へも着手が始まることは十分考えられます。

その特に今の会社でしか通用しないスキルしか持っていないと、転職も独立も難しいでしょう。

今やずっと寄りかかれる会社など、どこにも存在しないのです。

自立するために努力できるかが命運を分ける

会社を頼りにできないとなれば、残る方法はただ1つ。

それは、自分1人でも生活していけるように自立して稼ぎ、これを安定させることです。

そのために、仕事以外に以下の3つの努力が必要です。

副業で稼げるようにする

自分で稼げる手段として、最も低リスクで取り組める副業。

出退勤の移動時間、休日の空いた時間など、今やスマホ1台あれば大抵の作業ができる時代です。

株式投資・アフィリエイト・YouTubeなど、その方法も多岐に渡り、それぞれに良さがあります。

当然人によって向き・不向きがあるので、一概にどれがおすすめとは言えませんが、まずは一通り試しにやってみるのが良いと思います。

その中で自分が続けられそうだと思えるものに注力していけば、自然とライフワークになっていくでしょう。

希少性の高い資格を取得する

玉石混淆な資格に溢れている現代。

飽和しつつあるとも言われていますが、未だネームバリューのある資格は、やはり持っていると周囲との差別化に一役買います。

中には学校に通わないと受験要件を得られない者もありますが、そういったことが不要な希少性の高い資格もちゃんとあります。

例として、『行政書士』や『公認会計士』など、これがないと仕事ができない独占業務があるものは、強力な武器です。

もちろん試験は難易度も高く長い時間をかけた勉強が必要ですが、取得できれば自分のできる幅は大きく広がるでしょう。

学校に通い専門知識を身に付ける

専門学校や養成講座など、今や社会人となってからでもその気になれば、どんな勉強もできる環境が整っている時代です。

その道のプロである講師から知識を学べるのはもちろん、同じく通っている人達と交流を持つことで、人脈も築けるでしょう。

仕事をしながら通い勉強するのは大変ですが、それをするだけの価値があることは間違いありません。

そうして卒業・修了まで達成できれば、自分への自信にも繋がります。

仕事は最低限のことのみするように心がける

仕事を頑張ることは当たり前ですが、これに全神経を注ぐ必要はありません。

何故ならどんなに頑張ったところで、給料にほとんど差はなく、自分のメリットにならないからです。

先程も説明した通り、今の会社でしか通用しないスキルよりも、どこに行っても通用するスキルを身に付けることを優先するべきです。

なので最低限の業務にのみ集中し、あとは上記3つに力を入れましょう。

また、仕事においては以下の3つに注意することも大切です。

残業はしない

残業は、自分の時間を奪われる最も悪しき会社の習慣です。

ある程度の時間やることは仕方ない場面もありますが、基本的には定時で終わることを目指しましょう。

もし以下の会社が「みんなが残業しているから自分も残業する」とか、「定時で帰ろうとすると上司に注意される」というような場合は、今後のためにも辞めた方が良いです。

そういう会社は、社員を都合のいいように利用して、いざとなれば簡単にリストラしてくるからです。

自分がするべき仕事が終わったら、気にせず残業せず帰って自分のために時間を使いましょう。

飲み会には参加しない

会社の飲み会は、時間もお金も奪われる最大のイベントです。

自分のストレス発散になるのであれば構いませんが、先輩や上司に気を遣い持ち上げるだけの、いわゆる接待飲み会なら、参加する価値はありません。

本来仕事とは関係なく、参加する義務などないのですから、遠慮なく断りましょう。

体育会系の気質のある会社は、参加を強制してくるケースが多いですが、それなら辞めるくらいの気概を持って臨むべきです。

それで明らかな嫌がらせやいじめをしてくるようなら、迷わず労基や弁護士に相談することをおすすめします。

同僚には副業や勉強の話はしない

自分が仕事よりも力入れていることがあると、その努力をつい誰かに自慢したくなるもの。

しかし、それを会社の同僚に話すのは、辞めた方が無難です。

そういった話題は、自分の知らないところで次々に駆け巡り、上層部の耳に入るからです。

会社の中には仕事至上主義の人や、副業などに理解のない人もいるので、そうした人に目を付けられると思うような活動も出来なくなります。

自分の身を守るためにも、会社では何も話さないことを強くおすすめします。

プライベートも多少の犠牲は覚悟する

本当に成功するためには、仕事の空き時間を使うだけでは足りません。

プライベートで遊ぶ時間も、ある程度は犠牲にして取り組む必要があります。

平日は仕事に忙殺され、休日はそのうっぷんを晴らすために遊びまくる・・・

そんな生活をしていては、いつまで経っても負のスパイラルからは抜け出せません。

周囲が遊んでいる中で努力した時間は、後から自分に良い結果をもたらしてくれます。

今頑張れる人が将来余裕のある生活を送れる

30代は、転職するにせよ独立するにせよ、場合によってはラストチャンスとなります。

40代に入ると家庭や親の介護なども出てきますし、自分だけに時間を使ってばかりもいられなくなるのです。

そうしたリスクを見越し、30代の今どれだけ頑張れるかが、今後の生活を左右することになります。

もし頑張る方向性がいまいち定まらずモチベーションが上がらなかったり、迷ってしまうのであれば、第三者に相談するのも有効です。

『キャリアアップコーチング』では自己分析やキャリアプラン設計を通じて、自分がどんな人生を送りたいかを発見するサポートをしてくれます。

あなたがあなたらしい人生を送れるようになることを、心から祈っています。