社会人としてのスキルアップをどのようにするか、悩んでいる30代は多くいます。
会社の中では中堅になりつつあり、人によっては部下を持つ管理職についていることもあって、仕事がある程度できるようになってくるのがこの年代。
しかし、ここからさらに成長するための道が見えず、路頭に迷う年代でもあります。
そんな30代の社会人におすすめなのが、『心理カウンセラー』の勉強をすること。
この記事では、その理由とメリットについて、詳しく解説します。
聞き上手になれる
社会人として、他人の話を聴くスキルはどんな場面でも、非常に重要です。
「そんなの普段からやってるし既に出来てる・・・」と、思われる人もいるかもしれません。
しかし、自分では聴いているつもりでも、相手からの見え方は大きく異なっている場合が多々あります。
心理カウンセラーのスキルの1つである『傾聴』というものは、ビジネスシーンで大きく役立ちます。
聞き上手は相手からの信頼を得られやすく、社内外の人間と良好な関係を築く上で欠かせません。
これがあるだけで、社会人としての評価は大きく変わるでしょう。
穏やかな気持ちを持てるようになる
心理カウンセラーは、カウンセリングを望むクライアントに寄り添います。
例外もありますが、基本的にはクライアントがどんな主張や意見を持っていても、それを否定せず受容する姿勢が必要となります。
そして心理カウンセラーはこれができるように、勉強し実践で学んでいくことが求められます。
このスキルが身に付くと、相手がどんなことを言ってきても「そういう考えもあるのか」と、穏やかに受け入れることが可能に。
これをビジネスシーンで応用できると、いちいち相手に振り回されず、冷静に対処できるようになります。
特に接客業や取引先など外部の人間を相手にする仕事では、重宝するスキルです。
相手の感情に影響されにくくなる
前項と若干重なりますが、心理カウンセラーのスキルが身に付くと、大概の相手には冷静に接することができるようになります。
それまで真正面から相手の感情を受け止めてしまっていた人が、俯瞰的に見つつ受け止められるようになるためです。
ビジネスシーンでは、社会人とは思えない態度で接してくる人が多々います。
このスキルがあれば、そうした輩を相手取る際にも役立つでしょう。
職業選択の幅が広がる
心理カウンセラーの勉強を進めていけば、心理職の資格取得への道が見えてきます。
心理職の資格は玉石混淆で、講座を受講さえすれば取れてしまうものから、試験を受けて合格しなければならないものまで幅広いです。
しかし、いずれにしても就ける職業の幅が広がることは間違いありません。
現在はメンタルクリニックや病院に限らず、数多くの場所で心理職に従事する人間が不足しています。
需要は低くないので、将来のキャリアの1つとして検討するのもアリです。
人間の心理に関心を持つようになる
人間の心理というのは不思議なことだらけです。
客観的に見ると損しかしないことをしてしまったり、思っていることとは違うことを言ってしまったり…
あなたにもそんな経験が1度はあるのではないでしょうか。
心理カウンセラーの勉強をしていると、そんな人間の心理への関心が増して、相手をもっと知りたいと思うようになります。
これはコミュニケーションのキッカケにもなるので、人脈を広げるのにも役立つでしょう。
思わぬ場面で役立つスキルがたくさん身に付く
ここまで解説した通り、心理カウンセラーの勉強をしていると、社会人として欠かせないスキルがたくさん身に付きます。
相手の話に耳を傾けて、常に穏やかであり続けられるように自分の感情をコントロールし、周囲に振り回されず冷静に物事に対処する・・・
普段当たり前にやっているようで、実はちゃんと出来ている人は非常に少ないです。
そんないい加減にされがちなことを、心理カウンセラーは理論的に学べるのが何よりの強み。
ぜひこの機会に、心理カウンセラーの世界に触れてみてもらえればと思います。