とてもショックな出来事や大変な目にあって、「今が人生のどん底だ…」と絶望的な気持ちになってはいませんか?
しかし、ここで諦めてはいけません。
どん底を経験した人だからこそ掴める幸せもあるのです。
人生のどん底から這い上がるための考え方と対処法を紹介します。
人生のどん底にいる現状から抜け出したい…
「どん底にいる現状からどうにかして抜け出したい」と悩んでいませんか?
今は脱出する方法がわからず絶望しているかもしれません。しかし、どん底を「終わり」ではなく新しい「始まり」と捉えれば、何度でも這い上がることができます。
人生のどん底から脱出する方法や行動のコツを知って、強く賢く生きていきましょう。
人生のどん底とは?あるあるのエピソードを紹介
人生のどん底にいると感じてしまう出来事には、どのようなものがあるのでしょうか?
順風満帆に人生を謳歌しているように見える人でも、実は過去に苦い経験をしていることがあるのです。
恋愛やお金のトラブルなど、誰にでも起こりうる人生のどん底エピソードを紹介します。
10年以上付き合っていた彼女・彼氏に振られた
恋人との付き合いが長くなってくると、自然とお互いに結婚を意識するものです。
10年以上付き合っていたにも関わらず突然振られてしまったら、人生のどん底に突き落とされて絶望してしまうでしょう。
残念ながら、こうしたエピソードは珍しいことではなく、特に30代から40代の女性にとっては切実な問題です。
女性は何歳でも妊娠・出産できるわけではなく、生物学的なタイムリミットがあります。
振られてしまったことにより受けたショックと、子供が産めないかもしれないという焦りから、さらにどん底の気分になってしまうのです。
会社から突然解雇される
会社から突然「解雇する」と言われたら、誰でも目の前が真っ暗になってしまうでしょう。
犯罪や勤務態度などの自己責任は別ですが、経営不振によるリストラなどの会社都合での解雇は、突然降りかかる絶望です。
再就職先や当座の資金の工面など、考えなければならないことがありすぎて、まさに人生のどん底に陥ってしまうでしょう。
また、すでに結婚して子供がいる場合は、家庭崩壊にもつながりかねない事態となってしまいます。
離婚でシングルマザー・シングルファザーに
永遠の愛を誓い合ったとしても、死が二人を分かつより先に別れが訪れることはあります。
浮気やDVに性格の不一致など理由は様々ですが、「一度は同じ道を歩むと決めた相手と離婚する」という選択はつらいものです。
そして子供の親権を得た場合は、自分ひとりで立派に育てなければならないというプレッシャーに襲われます。
家事が苦手な男性には大変な苦労になりますし、正社員として働いていなかった女性の場合は金銭的な心配もあるでしょう。
不安ばかりが募り、人生のどん底だと感じてしまうのも無理はありません。
ホストクラブに通い詰めて借金を抱えてしまう
「興味本位で足を踏み入れたホストクラブにハマってしまい、借金を抱えてしまった」というどん底エピソードを経験した女性もいます。
「よくあること」とまでは言いませんが、ホストは接客と恋愛のプロなので、どんな女性でもハマってしまう可能性はあるのです。
いつの間にか借金がふくれ上がり、返済の為に自分が望んでいない職に就くことを余儀なくされます。
「こんなはずじゃなかったのに」と絶望して人生のどん底を味わってしまうのです。
人生のどん底から抜け出す為の6つの対処法
「人生のどん底に落ちてしまった」と感じている時は、もう抜け出す手段はないと思いこんでしまいます。
その一方で、努力と忍耐で絶望の淵から脱出し、成功を収める人もいるのです。
ここからは、人生のどん底から脱出する為の6つの対処法を紹介します。
公的支援の知識を身につける
普段はあまり意識しないことですが、私達の納めている税金の一部は困っている人を救うための公的支援に活用されています。
ひとり親世帯への手当や就労支援、無料の弁護士相談所に心のカウンセリングまで、挙げればキリがないほどです。
これらは自分で調べなければ知り得ない情報ですが、人生のどん底から這い上がるためのサポートとして非常に役立ちます。
国やお住まいの自治体の公的支援を検索して知識を身につけることが、どん底から脱出するための第一歩なのです。
環境を変える
人生のどん底から再スタートを切りたいなら、まずは環境を変えてみましょう。
転職や引っ越しをすることで気分を一新できますし、新しい人間関係も構築できます。
また、腐れ縁のようになっている悪い友達がいるなら、思い切って縁を切ってください。
「あなたのためだから」と言葉巧みに高額の品を買わせようとしたり、投資話でお金を引き出そうとしてくる人は友達とは言えません。
お金を稼ぐ・貯める
人生のどん底から這い上がるためには、「先立つもの」つまりお金が必要不可欠です。
コツコツと働き、少しずつお金を貯めていきましょう。
貯金は節約につながるだけでなく、自分の無駄な行動を見直すきっかけにもなります。
成功者の多くはお金を無駄遣いせず、自分にとって本当に必要なことにだけ投資します。
堅実に貯金をすることが、新しい人生の糧となるのです。
計画表を作る
人生のどん底からなかなか這い上がることが出来ない人には、「計画性がない」という特徴があります。
どん底状態からの脱出に成功するためには、しっかりと計画を立てなければいけません。
借金返済までのロードマップや、再就職の為に必要な期間と支出の計算など、きちんと書き出しておきましょう。
自分の行動予定を「見える化」することで具体的な目標を作ることができ、やりがいや達成感にもつながります。
一生懸命をバカにしない
今まさに人生のどん底を経験している人の中には、努力や忍耐を「かっこ悪い」と感じている人もいるでしょう。
実は、これがどん底から脱出できない大きな原因なのです。
古臭いように思えて毛嫌いする気持ちもわかりますが、這い上がるためには努力と忍耐が欠かせません。
一度なりふり構わず、必死に物事に取り組んでみてください。
その一生懸命な姿勢は周りの人に必ず伝わりますし、現状を変えるきっかけになるのです。
息抜きの時間を作る
どん底から這い上がるために努力をする姿勢は、とても大切です。
しかし毎日寝る間も惜しんで働いたり、無理をし続けていると、心身に悪影響を及ぼします。
健康を害してしまっては元も子もありませんので、たまには息抜きの時間を作りましょう。
自分を追い込みすぎないことが、長期的に見れば良い結果をもたらすのです。
人生のどん底を過ごすには考え方が大事
「考え方を変えるだけで、どん底人生から逆転して成功した」というエピソードは多くあります。
どん底状態ではなかなか前向きな気持ちになれないものですが、考え方を変えれば見方も変わり、やがて道が見えてくるものです。
人生のどん底を過ごしている時に大切にしたい考え方を紹介します。
人のせいにしない
人生のどん底にいると、苦しさのあまり「悪いのは自分じゃない」と考えてしまうことがあります。
「助けてくれない周囲が悪い」「社会のせいでこんなことになった」など、責任転嫁をして自分を慰めようとするのです。
ただ世間に文句を言うばかりで、這い上がる努力をせずにいれば、いつまでたってもどん底から脱出できません。
人のせいにするのはやめ、いま自分がやるべきことに集中しましょう。
広い視野で物事を見る
人はどん底状態におかれると自分のことで頭がいっぱいになり、周りが見えにくくなってしまいます。
そのため周囲のやさしさや善意に気付くことができず、狭い視野で物事を考えてしまい、余計に状況を悪化させてしまうのです。
気持ちが少し落ち着いたら、広い視野を持って周りの環境や人を見渡してみましょう。
「どん底から抜け出すヒントや方法は、意外と近くに転がっていた」なんていうこともあるのです。
つらい時や苦しい時は、周りの人の力も借りて前に進んでいきましょう。
あとは上がるだけだと考える
人生で成功を収めている人の多くが、「あの時の苦しい経験があったからこそ今がある」といったどん底エピソードを持っています。
どんなに絶望的な状況でも、「落ちるところまで落ちたからあとは上がるだけだ」と考えて前を向きましょう。
どん底の中だからこそ、ポジティブに行動することが這い上がるための近道になるのです。
今を大切に生きる
人生のどん底にいると、つい「自分は世界一不幸だ」と思ってしまいますが、本当にそうでしょうか?
禅の世界には「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」という言葉があります。
「人間は何も持たずに生まれてきて何も持たずに死んでいく、だから命一つあるだけで充分なのだ」という考え方です。
生きているということは、まだ這い上がる可能性が残されているということでもあります。
どん底にいる状態だからこそ、生きている今に感謝し、日々を大切にしていきましょう。
人生のどん底にいると腐ってしまう
人生のどん底からなかなか脱出できずにいると、心身ともに疲労が溜まっていきます。
リフレッシュのために身体を休めたり、毎日に楽しみを見つけていくことが必要なのですが、それができずにいると次第に心がすり減っていくのです。
変わらない現状に対してストレスが蓄積し、思いもよらぬ行動を取ってしまうこともあります。
どん底状態が長引いた時の危険性について解説しますので、ぜひ注意しておいてください。
自暴自棄になる
どんなにがんばっても報われなかったり、どん底から光が見えない日々が長くなると、自分のしていることが無意味に思えてきてしまいます。
努力をすることが馬鹿馬鹿しくなり、やがて自暴自棄になってしまうのです。
欲望にもダイエットと同じようにリバウンドがあり、今まで我慢していたものを急に解禁すると歯止めがきかなくなります。
借金があるのにギャンブルで散財してしまったり、仕事や勉強よりも遊びを優先したりと、社会生活に支障をきたしてしまうのです。
生きる活力を失う
長期間にわたってどん底状態が続くと絶望して活力を失い、自分の欲求や執着が薄れていってしまいます。
これを心理学用語で「自我の狭縮」といい、自殺の動機のひとつとされているのです。
「あれをしたい」「これが欲しい」など、本来人間にはあらゆる欲求があり、それを満たそうと行動することで生活が成り立っています。
ところが欲がなくなってしまうと行動する理由もなくなることになり、生きる意味さえも失ってしまうのです。
他者を攻撃する
幸せそうな人に出会うと憧れたり羨ましく思うものですが、どん底状態の時にはそれが「嫉妬」や「敵意」に変わることもあるのです。
人は満たされている人物を前にすることで、自分にないもの・手に入らないものを再認識させられます。
その認識を前向きな「努力」に変換できれば良いのですが、どん底にいる時は相手への「攻撃」に変わってしまうのです。
これは自己満足度が低いことから起こる現象で、自分の気分を害するものを敵とみなしたり、排除しようとします。
自我やプライドを守ろうとするあまり、他者に対して攻撃的になってしまうのです。
人生のどん底から抜け出す努力をしよう
人生のどん底から抜け出すには、相当な努力と忍耐が必要です。
絶望の中でがんばり続けるのはつらく苦しいことなので、時にはくじけそうになることもあるでしょう。
しかし、どん底での経験は決して無駄なことではありません。
這い上がった先にある人生は、どん底に落ちる前よりもきっと素晴らしいものになるからです。
希望の光を信じて努力を重ね、一歩一歩前に進み続けてください。