あなたは、人前で上手に話ができますか?

人前で話すのが苦手で、緊張で頭が真っ白になってしまうという人も多いでしょう。今回は、人前で話すのが苦手な原因や特徴を解説します。また、苦手を1週間で克服するコツもご紹介しますので、参考にしてください。

人前で話すのが苦手で色々と上手くいかない…

仕事や集まりなど、人前で話す機会はたびたびあります。

人前で話すのが上手な人は、堂々とした態度で聞く人を飽きさせない話し方ができますが、苦手な人はそれができません。

緊張して声が震えてしまったり、パニックになって話す内容を忘れてしまったりすることもあります。

そのために自分の話をしっかり伝えられず、望んでいたような結果が得られないこともあるでしょう。

「人前に立って話してみたけど、上手くいかなかった」という状況を繰り返すうち、ますます人前で話すことが苦手になり、自信を失ってしまうのです。

人前で話すのが苦手になってしまう原因とは

人前で話すのが苦手になってしまう原因には、もともとの性格や過去の経験など、何らかの理由が潜んでいます。

ここでは、人前で話すのが苦手な原因についてご説明していきます。

過去に失敗したトラウマがある

過去に人前で話して、上手に話せなかった経験が原因で、人前で話すことが苦手になったという人もいます。

過去の失敗がトラウマになってしまい、「自分は人前で話すのに向いていない」と思い込んでいる可能性もあります。

同じ失敗を繰り返したくない気持ちから、人前で話すことを避けてしまいがちです。

経験が少なく慣れていない

仕事でプレゼンしたり、集まりでスピーチする機会などがない限り、日常生活の中で大勢の人の前で話すことはあまりありません。

人前で話した経験が少なく、慣れていないことが原因で、苦手意識を持っている人も多いでしょう。

不慣れなことに対して抵抗感を感じているため、人前で話すことを避けるようになってしまうのです。

緊張しやすい性格

人前に立つのは緊張する状況ではありますが、もともとあがり症で緊張しやすい性格の人の場合、より一層ストレスを感じる可能性が高いです。

1対1では普通に話せても、複数の人の前では緊張して自然に話すことができなくなってしまうこともあります。

緊張で上手く話せなくなってしまうので、人前で話すことが苦手になってしまうのでしょう。

人前で話すのが苦手な人に当てはまる特徴とは

人前で話すのが苦手な人には、色々な特徴が見受けられます。

ここでは、その特徴について具体的に考えていきましょう。

話すことが苦手

上手に人前で話せる人は、わかりやすいように話を組み立てて、冗談も挟みながら話すことができます。

しかし、人前で話すのが苦手な人には、話す内容がまとまっておらず、相手にしっかり伝わらないという特徴が見られます。

そもそも自分の気持ちや考えを言葉で表すのが苦手なタイプの人が、人前でも話せなくなりがちです。

失敗に対する不安が強い

「自分の話を変に思われたらどうしよう」「余計なことを言って失敗したくない」という気持ちが強いと、思ったように自由に話すことができなくなりやすいです。

特に、ミスが損失につながるような仕事のプレゼンなどの場面では、なおさら失敗への恐怖を感じやすいでしょう。

上手く話そうとする気持ちが逆に失敗への不安を強調し、声が震えたり言葉が出なくなったりするのです。

人に見られるのが苦手

人から注目されるのが苦手な人は、人前に立つことが苦痛になりがちです。

たくさんの人から自分の話だけでなく、表情や身振り・服装や髪型なども見られていると思うと、気になってスピーチに集中できなくなってしまうこともあります。

恥ずかしがり屋で人の目を過剰に意識してしまうと、人前でのびのび自分の話を話せなくなってしまいやすいです。

話し方に自信がない

声が小さい人や声がこもって通らない人など、自分の話し方に自信がないことが原因で、人前で話すのが苦手になっている人もいます。

人から「何を言っているのかわからない」「聞こえなかったからもう一度言って」と言われる経験を繰り返すうち、人に話すのを諦めてしまいがちになってしまいます。

話したい気持ちはあっても、自分の話し方で相手にちゃんと伝わるのか自信が持てないため、話すことが苦手になっているわけです。

人前で話すのが苦手な気持ちを1週間で克服する方法

できることなら、人前で自信を持って話してみたいと思う人も少なくないでしょう。

人前で話すのが苦手な気持ちを克服する方法はいくつかあります。

ご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

話す内容をあらかじめ準備する

ノープランで人前に立っても要点を的確にまとめて上手に話せる人はいますが、人前で話すのが苦手な人の場合、あらかじめ話す内容を準備した方がよいでしょう。

そのまま話せるような原稿を作ると、本番では原稿を音読するだけなので、何を話そうか考えながら話す必要がなくなります。

話すことのポイントをまとめたメモがあるだけでも、人前で話すことに対するハードルが下がるでしょう。

頭の中でシミュレーションをしておく

聴衆の前で話している状況を頭の中でシミュレーションしておくのもおすすめです。

突然人前に立つとなると、心の準備ができておらずパニックになりやすいですが、前もってその状況を想像しておくことで、少なからず人前で話す心構えができるはずです。

質問や意見が出た時の返答の仕方など、色々なパターンを想像しておくことがコツです。

事前に練習する

原稿を作ったり、頭の中でシミュレーションをする以外にも、事前に練習することも大切です。

実際に声に出して話してみると、思ったよりも話す内容がまとまってなかったり、上手い表現ではないことに気付くことがあります。

本番前に身近な人に聞いてもらって、客観的な意見をもらうのも、人前で話す苦手意識を克服するのに有効です。

姿勢・口の開け方・声の大きさ・話すスピードに気を付ける

人前で話す仕事をしている人は、話す内容だけではなく、姿勢や口の開け方など話し方にも注意を払っています。

相手にしっかり伝えるためには、背筋を伸ばし、口を大きく開け、なるべく大きな声で話すように意識すると、自分の声が届きやすくなります。

また、緊張すると早口になってしまいがちですが、話すスピードをゆっくりにするように気を付けることで、ゆとりを持って話せるようになるでしょう。

姿勢や声の大きさ、話すスピードを意識することで、より伝わりやすい話し方に改善されるはずです。

場数を踏む

人前で話すことに対する苦手意識を克服するには、とにかく場数を踏むことが大切です。

失敗を恐れるあまり、人前で話すシチュエーションを避けてばかりいると、いつまでたっても苦手な気持ちは改善しません。

仕事以外でも、複数人の会話で自分のことを話してみたり、サークル活動で人前で発表してみたり、色々挑戦してみましょう。

人の前に立って注目を集めることに慣れていけば、人前で話す時も落ち着いて話すことができるようになるでしょう。

人前で話すのが苦手だと思わないためのコツを紹介!

人前で話すことに対する苦手意識を改善するにはコツが必要です。

苦手だと思わないためのコツをご紹介しますので、参考にしてみてください。

とにかく自分が苦手でないと自己暗示をかける

「自分は人前で話すことが苦手なんだ」と思い込んでいると、人前で話そうとする意欲がなくなり、ますます苦手になっていきます。

苦手な気持ちを改善するためには、「自分は苦手ではない」と自己暗示をかけてみることもおすすめします。

「人前で話すことは平気だ」と自分に言い聞かせて信じることで、人前で話すことに対する抵抗感が解消されていくでしょう。

緊張している自分を楽しむ

人前に立つと緊張する人は、緊張している自分を楽しんでみるとよいでしょう。

緊張して心臓がドキドキしている自分を客観的に眺めることで、一旦冷静になることができます。

緊張している自分を楽しむ余裕ができれば、人前で話すことが苦痛ではなくなるでしょう。

誰に何を伝えたいのか目的を明確にする

誰に対して何を伝えたいのか、話す目的をはっきりさせることで、相手に伝わりやすくなります。

目的が曖昧なままだと、自分の中でも何を話したらよいのか混乱してしまい、結果的に伝わらない話し方になってしまいやすいです。

目的を考える時は、伝えたい相手の立場や状況から、相手が何を知りたがっているかを想像すると、話す内容のポイントが絞りやすいです。

そして、論理的に話を組み立てていけば、伝わりやすい話し方になるでしょう。

人前で話すのが苦手だと思っても直すことはできる!

様々な原因により、人前で話すことに自信が持てなくなってしまっていても、あきらめる必要はありません。

準備と練習を繰り返し、コツをつかんでいけば、人前でも堂々と上手く話すことができるようになれるはずです。

自信を持って人前で話せるように、今回ご紹介した方法を、ぜひ試してみてください。