この記事ではダメな上司の下で働いていると、どんな悪影響を及ぼしてしまうのか、ダメな上司のありがちな特徴について紹介しました。
また、どうしても接点をおかなければいけないダメな上司と、少しでも上手に付き合っていく方法についても解説しました。
ダメな上司の下で働いていると自分までダメになることもある
会社という組織の中では上司との関係を切ることはできません。
運よく良い上司に巡り合えればいいのですが、もしダメな上司の下についてしまうと仕事で苦労してしまうだけではなく、自分までダメになってしまいます。特に入社して間もない時であればその影響は大きいです。
今回はダメな上司の下で働いていることによる悪影響や、ダメな上司の下で働く場合の対処法を紹介していきます。
ダメな上司の特徴10個
上司や先輩のタイプによってその特徴は様々です。
ダメな上司がいるとストレスがとにかく溜まります。無駄に部下を怒鳴ったり、すぐ感情的になったりとダメな上司の特徴は実に様々なものです。そんなダメな上司が職場にいると、仕事への意欲や能率が落ちてしまいます。
最悪の場合、うつ病などを患ってしまい働けなくなってしまう恐れもあります。それでは、ダメな上司の特徴にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
ダメな上司の特徴1:部下に無関心
ダメな上司は部下に対して仕事以外は興味がありません。
ダメな上司は仕事の報・連・相のやりとりを密に行うことが、コミュニケーションだと勘違いしてます。部下の人間性に興味がないので、自ら話題を振って接することもありません。
それでは、上司との関係が希薄になってしまい本音で相談もできず、いずれは会社を去っていくだろう。ダメな上司はその原因が自分にあることに気付きません。
ダメな上司の特徴2:部下の育成よりも仕事優先
ダメな上司は部下に考える時間、考えさせる時間を与えるのが面倒に感じています。
ダメな上司は自分の方が知識があることを誇示したいと考えるため、対処方法や解決策を先に教えてしまい仕事を前に進めることがマネジメントと勘違いしています。
仕事を通じた部下の育成や成長には興味を示しません。そのため部下はいつまでたっても自走できず、ただの指示待ち人間になってしまうのです。
ダメな上司の特徴3:相手によって態度を変える
これは「ダメな上司」の典型的な特徴といえるでしょう。
ダメな上司は相手の年齢や立場、地位などから判断して態度を平気で変えます。典型な例としては、さらに上の立場の人間には媚び、部下に対しては見下した態度で接してきます。
優秀な部下は身近におき、それ以外の部下は遠ざけるといった自分の保身を第一に考えて周囲との付き合い方を変える傾向があります。
ダメな上司の特徴4:自分の利益が最優先
組織全体が自分の利益を最優先に考える「内向き思考」になってしまいます。
ダメな上司はお客様がいる「外」に目を向けず、自分たちがいる「内」に目を向けることしかしません。そういう人が上司だと組織内での評価や賞賛だけを欲しがります。
自身が賞賛されたいがためにそのあと組織に対してそれがどんな影響を与え、またお客様にもどんな影響をもたらすか、そこまで考えがいかないのがほとんどです。
ダメな上司の特徴5:コミュニケーションをとらない
ダメな上司は部下とコミュニケーションを取りたくない雰囲気を出しています。
上司の座席は部下と離れている場合が多く部下の近くを通ると、話しかけられたり質問されたりする可能性があるので、部下の座席から離れて通るようにします。
座っている時も部下の方を向かないことが多かったり、しかめっ面をして寄せ付けないような雰囲気を醸し出します。そのため部下も話しかけづらくなるのです。
ダメな上司の特徴6:残業する人を評価基準にする
ダメな上司は仕事の質を見ようとはしません。
ダメな上司は残業する部下を評価し、残業する時間の長さを評価基準にします。本来仕事というのは成果物の出来や不出来で評価するものであり、業務時間内に仕事を終わらせることが優秀な人です。
ダメな上司の下で働くと仕事ができて定時で帰っても「やる気のない奴だ」というレッテルを貼られるだけで、決して評価をしてくれません。
ダメな上司の特徴7:責任を取らない
ダメな上司は責任から逃れることを考えています。
業務の失敗が生じた場合、ダメな上司は自分にできるだけ責任が及ばないようにする手段を真っ先に考えます。もし責任を取らされる可能性があれば、事前に根回しを行い部下に責任転嫁しようとします。
良い上司は部下に責任が及ばない方法を考え、部下が伸び伸びと仕事に打ち込める環境を作ることが上司の役目だと理解しています。
ダメな上司の特徴8:恐怖を与えて部下を従わせる
「上司」という権限を利用して部下を脅してきます。
部下を叱ったりするときに、ダメな上司は怒りの感情に任せて叱咤します。それにより部下は上司に対して恐怖の感情を抱くようになってしまい、一度恐怖を植え付けられた部下は常に上司の顔色を伺って行動するようになります。
部下がどんどん疲弊していくことに気付かないので、いずれ部下から退職願いを切り出されるでしょう。
ダメな上司の特徴9:部下に厳しく自分に甘い
これもダメな上司の典型的なタイプでしょう。
部下の失敗やミスにはとことん批判し攻撃してくるのに、自分が同じ失敗をした時はうまく誤魔化そうとする非常に質の悪い上司です。また部下にミスを指摘されると上司という権限を利用して更に攻撃を強めてきます。まさに反面教師の鏡のような存在です。
こんな上司の下についていては、組織としてまともに機能するはずがありません。
ダメな上司の特徴10:自分の間違いを認めない
常に部下より自分が正しいと思い込んでいます。
ダメな上司は自分の見立てが間違っている場合でもその事実を絶対に認めません。自分の判断が間違っていたことを認めたら、上司の立場がなくなると考えるからです。
頑固で意地っ張りな上司の下では円滑なコミュニケーションはとれず、次第にチームは崩壊していくでしょう。当然その「結果」に関しても自分の間違いは認めません。
ダメな上司と仕事をする時のつき合い方3つ
仕事がスムーズに進まずどうしても士気が下がってしまいます。
職場にダメな上司がいると、仕事への悪影響はほんとに大きなものになります。何とか距離を置こうとしていても仕事上の関係どうしても関わりを持つしかありません。しかし、それではストレスばかりが溜まっていってしまいます。
ここでは少しでもストレスを軽減できるように、ダメな上司との上手な付き合い方や対処法について解説していきます。
ダメな上司と仕事をする時のつき合い方1:こういう人だと割り切る
ダメな上司に対しては「可哀想な人」と割り切っちゃいましょう。
ダメな上司からのストレスを軽減させる方法として、上司のことを心の中で可哀想だと思う対処法がおすすめです。ダメな上司がいるという人のほとんどは、暴言を吐いたり理不尽な行いがストレスの原因になっていることでしょう。
なので、上司の風景を勝手に作り出して可哀想だと心の中で思っておきましょう。間違っても上司本人の耳に入らないようにしてくださいね。
ダメな上司と仕事をする時のつき合い方2:常に自分の頭で考えるようにする
上司のどこをダメだと自分が思っているかを考えてみましょう。
上司のダメな部分がはっきりするだけでもスッキリする場合があります。このとき、上司のダメな行動や言動をひとつひとつ検証していくことがポイントです。
そうすることで、ダメな上司と関わり合う前に避けつつ、必要に応じて第三者に話を取りつけて間に入ってもらうことも可能になります。
ダメな上司と仕事をする時のつき合い方3:時には自分の意見も言う
意見があれば相手がたとえ上司でも言う癖をつけましょう。
新たな仕事にチャレンジしてみたい、この仕事は分からないことがあるのでサポートしてほしい、業務の量が多すぎるので減らしてほしいなど、悩んでいることがあるならば言ってみましょう。
当然上司を納得させるだけの根拠や理由は必要です。普段与えられている仕事を確実にこなして、信頼を得ておくということは重要になってくるでしょう。
ダメな上司と上手くつき合いましょう
基本は定期的なコミュニケーションをとるようにしましょう。
いかがでしょうか。いくらダメな上司といえども相手もあなたと同じ人間です。コミュニケーションをとってお互いを知ることができれば、譲歩しあうこともあり助け合うことにもなります。
ダメな上司だからと、相手も見ずにすぐ判断してしまうのは少し早急かもしれませんので、まずは一度歩み寄ってみましょう。