この記事のポイント

・仕事をお金のためと割りきるのが正解ではない
・割りきるのなら相当の覚悟が必要
・割りきれないなら行動あるのみ

満員電車・職場の人間関係・取引先のワガママ・やる気の出ない業務・・・

社会人にとって、仕事における悩みや不満は、尽きることがありません。

ふと電車の中や居酒屋で耳をこらすと、自分達の会社への愚痴をこぼすサラリーマンの会話が聞こえてきます。

にも関わらずなぜ仕事をしているのか。その疑問に対して多くの人が「生活のために割りきっている」と答えます。

しかし、この記事を読んでいるあなたは、そんな風に割りきることに納得いってないのではありませんか?

割りきるのがベストではない

結論から言いますと、お金のためと割りきるのは決してベストな選択ではありません。

もちろん、本当にそう割りきってやれる人は、そのままで大丈夫です。

でも、どうしても割りきることができない人は、別の方法を取るべきです。

割りきれない人の中には、主に以下のような想いがあると思います。

・この先何十年もそんな気持ちのまま仕事できない
・人生で多くの時間を取られる仕事をそんな風に割りきったら勿体ない
・どうせやらなければいけないなら『やりたいこと』や『楽しいこと』を仕事にしたい

これらの想いを無下にせず、尊重した選択を取るのがベストでしょう。

割りきるのなら覚悟するべきこと

もしあなたが本当に仕事をお金のためと割りきるのであれば、3つのことを覚悟しなければなりません。

楽しさもやりがいも求めるな

お金のためと割りきる以上、仕事で「やりがい」や「楽しさ」を追い求めるのはやめましょう。

その仕事をやっている中で、自然とやりがいを感じたり、楽しいと思えるのならそれは素晴らしいこと。

しかし、やりがいを感じないとか、楽しくないという理由で、仕事を辞めるのは矛盾しています。

そういった感情に振り回されるなら、それは割りきれていない証拠です。

理不尽を受け入れろ

仕事に理不尽は付き物です。

会社の意味の分からない命令、上司の機嫌の悪い時の八つ当たり、取引先の無茶な注文・・・

挙げればキリがないほどです。

しかし、お金のためと割りきると決めた以上は、これらも受け入れ耐えなければなりません。

理不尽なことがない仕事はまずありませんし、どれだけ文句を言ったところで変わるようなものでもないからです。

それも込みで、「これでお金がもらえるなら・・・」という思考を持ち続ける必要があります。

会社に期待するな

会社というのは、利益や顧客が第一優先です。

特に日本企業はその傾向が強く、しわ寄せは全て社員に向かいます。

そして今後も、その風潮が変わることはほぼないでしょう。

仮に変わるとしても、社員のプラスとなる内容ではありません。

会社にとって社員は、『代わりが効く駒』でしかないのです。

お金のためと割りきるのであれば、これを踏まえた上で粛々と働かなければなりません。

割りきれない人に必要なこと

仕事をお金のためと割りきるには、上記の覚悟が必要です。

もし「自分には耐えられない」と思うのであれば、別の方法を考えることになります。

もちろんお金が大事であることに変わりはありませんが、それが最優先ではなくなります。

具体的には、以下の方法を取ることになるでしょう。

・やりがいや楽しさを感じる仕事を見つけて転職する
・自分が無理して働く必要のない仕組みを作る

これらを実現するために行動あるのみです。

今すぐ取り組むべきこと

では、どういったことをすれば、お金のために割りきらずに済むか。

それには以下の行動が必要です。

自分がやりたい仕事を見つける

お金に囚われず仕事を選択する上で重要なことは、いかに自分がやりたいことをやれるかです。

やりたいことが仕事になれば、以下のメリットがあります。

・モチベーションが高く良いパフォーマンスが出せる
・スキルアップができる
・多少の苦労も受け入れられる
・時間が過ぎるのが早く感じる
・ストレスが溜まらない

「やりたいことが分からない・・・」という人もいるかと思いますが、本気で探せば必ず何か見つかります。

そのためには、まず自分の価値観を知るといった『自己分析』が必要です。

『キャリアアップコーチング』では、自身のキャリアを深掘りするサポートが受けられるので、活用するのがおすすめです。

不労所得の仕組み作り

不労所得とは文字通り、「労働せず所得が得られる」ことを意味します。

そう聞くとマルチ商法や詐欺といった怪しいものを思い浮かべるかもしれませんが、全く怪しいものではありません。

具体的には『アフィリエイト』や『株式投資』といった方法がこれに当たります。

特にアフィリエイトはサイトを作りこんで安定した収益が出せるようになれば、ほぼ何もする必要がなくなります。

簡単にできることではありませんが、諦めずにやり続ければ誰でも成功できるチャンスがあります。

スキル・資格取得

やりたいことを仕事にするためにも、不労所得の仕組みを作るためにも、それに関するスキルを獲得する必要があります。

特に文章術・マーケティング・コミュニケーション能力は、どのジャンルでも必ず役に立つので、磨いておくと良いでしょう。

書籍や動画、セミナーや資格など、勉強するための方法は今時代なら充実しているので、どれが自分に合うか一通り試してみることをおすすめします。

一朝一夕で身に付くものではありませんが、少しずつでも継続して取り組んでいくことで、数か月後にはかなりの実力になっているはずです。

人脈構築

人脈はどれだけあっても困らず、様々なチャンスに恵まれます。

その人がいる業界の話が効けたり、繋がりのある人を経由して仕事になったり、何かを始めることになったりと、可能性はたくさんあります。

反面、よく人を見ないと思わぬトラブルに巻き込まれることもあるので、選定眼も必要です。

カフェ会やパーティーなど、各種交流会に積極的に参加し、自分の顔と名前を広げていきましょう。

その中で、対人能力も総合的に向上します。

思考停止か考えて悩み続けるか

仕事をお金のためと割りきれるか否かの選択に、優劣はありません。

但しそれぞれ、以下の状態になる必要があります。

・お金のためと割りきる:思考停止する
・おかねのためと割りきらず違う方法を取る:悩み考え続ける

割りきるのであれば、仕事に伴う苦痛を我慢することになりますし、割りきらないのであればこれを避けるために努力し続け考えていくことになります。

どちらかがいいかは人それぞれですが、今後何十年と社会人生活を続けていくことを考慮すると、後者の方が希望はあるようにも思います。

ぜひ自分が後悔しない選択をしていただければ何よりです。