突然ですが、あなたは正社員にどのような印象を持っていますか?
安心・安泰・安全、、、
何かと良いものとされている風潮が未だに強いですが、今やそんなことは全くありません。
正社員という雇用形態にこだわるあまり、思わぬ不利益を被る可能性さえあります。
この記事ではその実態について、筆者の経験談も含めて解説したいと思います。
雇用形態にばかりこだわるのは危険
テレビのニュースなどを見ていると、「正社員になりたい」と望む人が多くいるのが分かります。
しかし、そうして雇用形態にばかりこだわっていると、会社の都合の良いように利用される駒になるだけです。
例えば、求人情報で非正規雇用の形態で募集しており、『正社員登用あり』としている会社が数多くあります。
それを見て正社員に登用されるのを夢見て、募集してくる人は多いでしょう。
でもそれで本当に正社員登用される保証はどこにもありません。
そもそも、会社側が本当に正社員登用する気があるのか、こちらでは分からないのです。
いざとなれば会社は正社員でも解雇する
たとえ苦労して正社員になれても安心はできません。
今の時代、会社は正社員であろうと解雇します。
現に新型コロナウイルスを要因として、多くの正社員が解雇された実態があります。
かつて存在した正社員安泰神話は、とっくに崩壊しているのです。
正社員という名ばかり形態は実在する
筆者は以前、中小規模の人材派遣会社の営業職で、正社員として働いていました。
その際の待遇は以下の通りです。
※筆者は当時20代前半(独身)でした。
・給料(手取り額):205,000円(45時間のみなし残業代込み)
・ボーナス:なし
・交通費:実費支給(最大30,000円まで)
・社会保険完備
・社割、保養所、レジャー施設の優遇(割引)制度は一切なし
・社宅なし
これは噓偽らざる当時の状況です。
ちなみに先輩社員(勤続2年経過)は、夏に1度ボーナスが出たそうですが、その金額は30,000円で絶望したと言っていました。
また、残業は月に45時間以上はしていました。
このように、正社員とは名ばかりの、待遇の良くない会社は世の中にたくさん存在するのです。
雇用形態よりもキャリア(スキルや資格)にこだわれ
これからの時代を生き残るためには、雇用形態ではなく自身のキャリア(スキルや資格)がいかに価値あるものかが問われます。
つまり、自分の希少性をどれだけ高められるかが、勝負のポイントです。
そのためには、仕事以外の環境でも勉強をしたり、新しいことに挑戦してみるなど、常に自分をアップデートすることが必要です。
「正社員だから大丈夫」などとあぐらをかいていれば、以下の記事の『希望退職募集』という名目などで、簡単に切り捨てられるでしょう。
「会社は私たちに辞めてほしいのだな……」希望退職迫るリストラマニュアルの中身 | Business Insider Japan
自分のやりたい仕事をしよう
雇用形態にこだわるあまり、したくもない(さらに言えばするのが辛い)仕事をしている人が、世の中にはたくさんいます。
そして上述の通り、正社員とは名ばかりの待遇で、会社の都合のいい駒として働かされるのが実情です。
そんな状態に陥るくらいであれば、雇用形態が何であれ自分のやりたい仕事をするべきです。
そこにこそ、自分の生きがいを感じ、人生を幸せに過ごすための要素が詰まっているのです。
とはいえ、「やりたい仕事分からない」がという方も、いるかもしれません。
そんな方は、『キャリアアップコーチング』の転職支援サービスを活用することをおすすめします。
プロが自分の価値観や考え方の分析やキャリア設計について、しっかりサポートしてくれます。
雇用形態などに囚われず、自分の生きたいように生きましょう。