世の中にいる成功者と言われる人達は、「とにかく行動しろ」と主張します。
考えるくらいなら行動しろ、悩むくらいなら行動しろ、やらない理由を探すより行動しろ・・・
でもそうは言われても、ついつい色々と考えてしまって、なかなか行動に移せない方は多いのではないでしょうか。
そうすると、「自分はダメだ」とネガティブになりがちです。
この記事でそんな風に悩む方に、ありがちな4つの原因とその改善に向けた方法を解説していきます。
現時点の『行動力レベル』を把握しよう
行動力がないと悩んでいる方が最初にするべきなのは、自分の現在の行動力がどの程度なのかを把握することです。
理想が『思い立ったら即行動』とした場合、それとの乖離の度合いを計るのです。
もし行動するまでに2~3日かかるのであれば、そこまで思い悩むレベルではありません。
しかし1か月以上かかるのであれば、できるだけ早く改善に向けて取り組んだ方が良いでしょう。
時間がかかる状態であればあるほど、解決にも時間がかかるものだからです。
行動力がない原因は何か
行動力がない場合、なぜそうなっているのかを分析する必要があります。
何かをするために時間がかかってしまいそうなるのであれば、本当にそれをしないとダメなのか、短縮することはできるのか等を考えます。
決意を固めるまでに時間が必要なのであれば、その決意は何を以てできるものなのかまで考えてみます。
自分の性格面からくるものなのか、それとも過去のトラウマなどからくるものなのか・・・ここを深掘りしていくことで、気付いていなかったことも発見できるかもしれません。
原因を明確にすることが、改善のための重要なステップです。
よくある原因別の改善方法
ここからは、行動力がない方が抱えがちな原因別に、それぞれの改善方法を解説します。
事前に情報収集をしないと行動できない
行動前に情報を集めて理解してからでないと行動できないという方は意外と多いもの。
ただ、ハッキリ言って情報はいくら集めてもキリがありません。
特に今はインターネットがあるため、調べようと思えばいくらでも情報が出てきます。
「まだ情報が足りない・・・」と調べることに時間をかけていると、せっかくのチャンスを逃す可能性もあります。
そのため、こういう場合はまず、『情報収集にかける時間』をあらかじめ決めておくことが効果的です。
その期間内に出来る限りの情報を集めて、そこから行動に移していく。
即行動はできなくても、それだけでスムーズさは段違いに変わります。
計画を練ってからでないと行動できない
即行動の欠点は、先行きが見えないいわゆる見切り発車となることです。
それに不安を感じて計画を練ってからと考えるのは、決して悪いことではありません。
しかし、この計画も突き詰めようと思えば、いくらでも突き詰められるもの。
また、どれだけ練ったとしても、実際にやってみると想定外の事態が起こることは往々にしてあります。
なので計画といっても、大まかに4~5つ程度のフェーズで考えるくらいにしておきましょう。
計画に縛られ過ぎると、行動していく中で少しでもそこから逸れた際に、動けなくなります。
それよりも、ザックリとさせておいて自由な幅を持たせておいた方が、結果として成功する確率も高くなります。
失敗が怖くて行動できない
失敗を恐れる気持ちは、多かれ少なかれ誰もが持っているもの。
せっかくやっても結果が得られなければ、意味を感じられないという方はたくさんいます。
でも成功するにせよ失敗するにせよ、それは行動しなければ分からないこと。
何より、失敗は意味のないものではありません。
もちろん成功することがベストではありますが、失敗しなければ出せない深みや説得力もあります。
早く行動すればするほど、成功も失敗も早くに分かるので、怖がらず1歩を踏み出しましょう。
効率性を追い求めすぎて行動できない
手間も時間もなるべくかけたくないと思うのは、人間の本能と言えます。
特にあらゆるものが早くなった現代では、いかに効率的にやって成功できるかを考えてしまうのも分かるところです。
ただし効率的というのは、時に自分を追い詰める要因にもなり得ます。
本来踏むべき過程を抜かしたり、正規ではないルートで行こうとすることは、思わぬリスクを孕んでいることもあるからです。
スタンダードは、一見地味で面白みに欠けますが、おさえておけば間違いないものでもあります。
変にラクをしようとせず、1つずつ着実に進むよう行動することこそ、確実な成功に繋がります。
行動力とは『経験値』
最初から凄まじい行動力を持つ人は、世の中にほんの一握りです。
多くは行動から様々なことを学び、少しずつ経験を積んでいくことで、行動力もついてくるのが一般的です。
裏を返せば、なかなか行動しなければその分、行動力は身に付かずいつまでも問題は解決できません。
「行動力がない」と悩むのであれば、その行動力を付けるためにとにかく1つでも多く、行動していきましょう。
その経験値は、今後の自分のキャリアや働き方、生き方にも必ず良い影響をもたらしてくれます。