以前こちらの記事で、30代の努力の必要性について解説しました。
実はこれとあわせて、30代の努力には戦略が重要となってきます。
20代は様々なことに手を出すことが知見の拡大に繋がりますが、30代は体力的にも時間的にも、闇雲な努力より戦略性のある努力をする方が無駄な遠回りをせずに済むためです。
この記事では、これにあたって具体的な戦略を5つ、ご紹介します。
理想の生き方を明確にしておく
人間が努力するのは、それを経て達成したい目的や目標があるからです。
資格を取得する、身体を強くする、知識を身に付ける・・・といったことですね。
そして、恐らくその先には理想の生き方を実現したいという願望があるケースも多いでしょう。
資格を取得したらこれを活かした仕事に就きたい、身体を強くして異性にモテたいなどです。
そこで、はじめに自分が理想とする生き方が何なのか?という点を、明確にすることをおすすめします。
何のためにこれから努力していくのかという疑問に対しての答えであり、これが定まっていると強い軸が生まれます。
理想の生き方は自己分析やキャリアの振り返りなどをしていくと、発見できることが多いです。
自分ではそうしたことをやったことがなく難しい場合は、『キャリアアップコーチング』のサポートのもと、効率的にやっていくと良いでしょう。
必要となるスキルを取捨選択して学ぶ
世の中にスキルは数多くあります。
正直、1人の人間がこれらを全て習得することは不可能です。
ではどうすればいいのかというと、上述の理想の生き方を実現するために必要となるスキルが何か分析し、それを学ぶことです。
つまり、習得するスキルを取捨選択するのです。
自分に必要である理由が把握できていれば、モチベーションも維持しやすいですし意識を持って勉強できるため身に付きやすいです。
間違えることを恐れない
年齢を重ねていくと、間違えることに敏感になっていきます。
これは恥ずかしいとか情けないとか、プライドが傷つくことを恐れるからです。
しかし、人間は何歳になっても、間違えることはたくさんあります。
その間違いがあるから反省し、成長していけるものでもあります。
間違えることを恐れていると、努力にも消極的になってチャンスを逃してしまう可能性も。
恐れるべきは間違えることではなく、間違える自分を認めないことです。
素直さと誠実さを心掛ける
学んでいく過程で、誰かに教わる機会が訪れることはあると思います。
その際には、教えに対して素直な気持ちを持ち、誠実な態度を心掛けることが重要です。
30代はある程度の人生経験があるため、「そんなの言われなくても知ってる」と思うこともあるでしょう。
しかし、そうした心持ちは、学ぶための大きな障害となります。
教える側はそれを見抜き、信頼関係が築きにくくなりますし、どこか手を抜いた教え方になるかもしれません。
また、既に自分が知っていると思うことでも、実はちゃんと理解していないということも往々にしてあります。
初心忘るべからず。何かを学ぶのに、何歳であるかは関係ありません。
自分を過信しない
30代になると、良くも悪くも力の抜き方を覚えてくるものです。
これが悪い方向にいくと、努力に対して「これくらいで十分」などと思い、本気を出さなくなることも。
その背景には、自分への過剰な自信があることが多いです。
でもその過信は、大きな失敗への1歩です。
主観で見える自分と、客観で見える自分には必ず乖離があります。
ここで勘違いしていると、努力に身が入らず結果は得られません。
自分を少し過小評価するくらいで、ちょうど良いでしょう。
30代だからこそやれることをやる
30代という年齢への捉え方は、人それぞれです。
「もう若くない」という人もいれば、「まだまだ若い」という人もいます。
どちらが正解かは分かりませんが、どちらにしてもやれることをやらなければ、そこで終わるだけです。
反対に、やれることをやっていれば、100%の保証はないもののそれなりに得られるものはあるはずです。
努力が裏切らないとは限りませんが、しなければ振り向いてくれないことは間違いありません。
30代だからこそ、やれることをやりましょう。