会社なんてクソだ。起業して自分の思い通りにやって稼ぎたい!
この記事はこんな風に考えている方のためのものとなっています。
会社に勤めて働いていると、日々理不尽なことや不条理な目に遭い、そのたびに心身を削られていきますよね。
自分が悪くなくても頭を下げなければならなかったり、直接関わっていないのに巻き込まれて怒られたり・・・
本意じゃないことも、会社の意味不明な決定のせいで、やらなければならないことも。
そうしているうちに、「自分は何のためにこの仕事してるんだろう?」と思うようになっても無理はありません。
そんな方は、今の環境を変えるためにも、起業することをおすすめします。
起業は難しいものではない
起業できるほどの才能も実力も、自分にはないと思っているかもしれません。
でも、起業は決して難しいものではなく、その気になれば明日からでも始めることが可能です。
例えば個人事業主としてやるのであれば、役所に『開業届』を提出すれば、それで完了です。
特に審査はありませんし、書き方が分からなければ窓口で聞けば教えてもらえます。
具体的にどんなビジネスをやるか、どんな風に展開していくかといった事業計画と、そのための資金があれば誰でも起業できるのです。
思いつきだけでは失敗する
ただ、起業してこれを軌道に乗せるは、決して簡単ではありません。
自分が世の中にどんな価値を提供して、お金を払ってもらえるかにかかっています。
普段何かのモノやサービスを買う時は、外見や中身を吟味して、買うかどうかを決めますよね。
人間は自分が稼いだお金を使うことに対して、とにかく慎重になります。
特に昨今は世の中全体が不況ということもあって、より財布のひもは固くなっていると言えるでしょう。
そんな状況でもお金を払ってもらうためには、提供するモノやサービスの品質はもちろん、どんな売り出し方ができるかなどの戦略も必要です。
つまり単に「会社に不満があるから、起業して好き勝手やるぜ!」という思いつきでは、100%失敗します。
会社に不満を持つなら起業がおすすめな理由
上記の通り、起業は想像以上に難しいものです。
それが分かっているから、会社に対しての愚痴や不満を言うと、「嫌なら辞めて起業すれば?」と返してくる人に、イラっとしてしまう方もいらっしゃると思います。
しかしそれでもなお、会社に不満があるなら起業してみることはおすすめの方法と言えます。
そこには、主に以下の理由があります。
『経営者目線』を手に入れられる
会社員の立場は『労働者』です。
誤解を恐れず言えば、経営者の手足となって働き、お金を稼いで経営者が潤うために頑張る存在です。
この立場から分かることは、最前線である現場の過酷さ・経営者の理想と顧客が置かれている現実との乖離の実態といったこと。
それらの経験から、経営者の的外れな考え方や決定に、「何も分かってないな」と思うことが頻繁にあるはずです。
しかし、これはあくまで『労働者』の立場から見ただけのもの。
『経営者』の立場から見ると、全く違うものが見えてきます。
つまり、これまで分からなかった経営者の苦悩なども、必然的に分かるようになるのです。
起業すると、自分の立場は『経営者』。その目線を持てるようになるのは、今後の人生において間違いなく役立つものとなるでしょう。
自分の社会的な価値が分かる
会社員は、所属する会社の看板を背負う責任があると同時に、看板を武器にして闘うことが可能です。
『一部上場企業の社員』とか『ベンチャー企業の社員』という肩書きは、それだけで何となく優秀な人と周囲に思わせることができますよね。
起業すると、それらの看板を使うことはできなくなり、正真正銘自らの名前だけで闘うことが強制されます。
今の自分にどれだけの価値があると社会は見ているのか否が応でも分かりますし、どうすれば価値を向上できるかを本気で考えることも必要となります。
それと同時に会社という看板の大きさや強さも再認識できるようになるでしょう。
全てが自分の自由と責任であれば納得できる
会社員だと自分の本心の及ばない部分が多く、成功しても失敗しても全て自分の手柄・責任とは思えないことも多いでしょう。
でも起業すれば、どのようにやっていくかは全て自由で自分次第です。
それはつまり、成功も失敗も全て自分の責任になるということでもあります。
そうなれば、「会社のせいで・・・」と悔しい思いをすることはなくなり、どんな結果になっても納得できます。
会社員の時は自分の至らない点が見えづらく、改善すべきところも分かりにくいことが多々ありますが、起業すればそれもクリアになり成長スピードは格段に変わります。
起業することは、自分を大きく成長させる良い機会になるのです。
会社の方針・ルールは社員のために存在していない
会社員でいると、会社の方針やルールに理解できない点が多々あると思います。
それは当たり前で、会社の方針・ルールは社員のためにあるわけではなく、会社のため(経営者のため)にあるからです。
会社は社員のことを利益を生み出す道具と思っており、社員のことを考えているわけではありません。
社会保険や福利厚生も、法律で加入・設置が義務付けられているから用意しているわけです。
昨今のメディアの報道などを見ていると分かる通り、都合が悪くなれば何とか切り捨てようとしてきます。
そうであれば、起業して自分のために一生懸命やる方が、モチベーションも遥かに上がるというものです。
どんな会社にもバカはいる
会社の中には、最低1人はロクに仕事ができない(あるいはしない)人間がいるものです。
自分に関わりがなければ問題ありませんが、そのしわ寄せがくるとなればたまったものではありませんよね。
それなのに給料は変わらず、当の本人はのうのうとしている・・・なんてことも珍しくありません。
しかしこうしたバカは、たとえどこに行ってもいるので、転職しても無意味です。
それよりも、起業して自分でゼロからやれば、そんなバカと関わらずに済みます。
起業するなら覚悟しておくべきこと
起業すると見えてくるものや得られるものがたくさんありますが、決して良いことばかりではありません。
仕事として利益をあげる必要がある以上、大変なことも多いです。
そのため、以下のことを覚悟しておかなければなりません。
『起業=幸せ』ではない
起業とはお金を稼ぐための手段の1つであり、全てをゼロから構築することになります。
軌道に乗って安定して稼げるようになるまでは、馬車馬のごとく働かなければなりません。
何もしなければお金が稼げず、自分が窮するだけだからです。
会社員は、ある程度サボっていても給料が普通にもらえましたが、起業すればそうはいきません。
起業について幸せで良いなと羨ましがる人がいますが、起業はスタートに過ぎず、そこから生計を立てられるようになるかの戦いが待っています。
だから、『起業=幸せ』というイメージは、大きな誤解です。
絶え間なく学ぶ姿勢が必要
起業して長く続けていくためには、常に様々なことにアンテナを張り巡らせ、知識や経験を重ねてアップデートしていく必要があります。
世の中はどんどん変化しており、これを敏感に感じ取り柔軟に合わせていかなければ、たちまち稼げなくなり廃業に追い込まれるリスクを抱えているからです。
そんな背景から、今後ずっと勉強や実践という行動をして、学ぶ姿勢を持ち続けることが求められます。
「起業すればラクして稼いで遊んで暮らせる」なんてことは有り得ないのです。
むしろ常にエネルギーを蓄えておいて、動ける状態を保っておかなければなりません。
まずは小さくリスクなく始めよう
起業は簡単ではありませんが、かといって成功が絶対に不可能なものでもありません。
必要なのは天性の才能ではなく、妥協なき努力です。
いきなり上手くやることはほぼ不可能なので、副業と同様にまずは本業の仕事をしながら少しずつ進めていくことが大切です。
休日にだけ行う『週末起業』や、複数の仕事等を平行して行う『パラレルキャリア』など、やり方は様々です。
自分に合う形を模索して、起業に取り組みましょう。
とはいえ、いざやろうとしても何をどのようにすればいいか分からない方は多いと思います。
成功のためにも、まずはしっかり起業の基礎をスクールで学ぶことをおすすめします。