オフィスビルの喫煙スペース、居酒屋、電車やバスの中・・・

そうした場所で時折聞こえてくるのが、自分の働く会社について不満を漏らすサラリーマン達の声。

「上は分かってないよな~・・・」
「課長は〇〇さんを注意するべきなのにさ~・・・」
「だからウチの会社はダメなんだよな~・・・」

もしかしたらあなたも、その中の一員として参加した経験があるかもしれません。

しかし、こうした不満は会社に期待しなければ囚われることがなくなり、ラクに働くことが可能となります。

この記事では、会社に期待しないのがベストであるということを、その理由も含めて詳しく解説します。

会社に期待しないのがベストである4つの理由

まず、なぜ会社に期待しない方が良いのか。

その理由は以下の4点から理解することができます。

会社は強い者の味方

会社内で人間関係のトラブルが起きた場合、会社は当人達を含めた関係者から事情を聴取し、必要に応じた処分や対策を講じます。

この時に、会社が被害者側の味方をしてくれると期待している人がいますが、それはただの幻想です。

会社で大切にされるのは、会社にとって有益な人間です。

ここでの「有益」とは、会社にお金を落としてくれるという意味であり、例えば営業であれば新規契約を取り付けて売上を出すこと。

つまり、強い者に味方し優遇します。そうした方が会社が潤うからです。

決して弱い方の味方をしてくれることはないのです。

会社は都合の悪いことは隠す

会社には日々、多くの問題が発生しているもの。

しかし、それらが表に出ることはほとんどなく、社内で闇に葬られます。

時折ニュースでハラスメント問題や不正会計問題などが取り上げられバッシングが吹き荒れますが、あれは氷山の一角に過ぎません。

そのようになる原因はただ1つ、会社がそれらの事実を隠そうと躍起になって工作するからです。

よく守秘義務という名目のもと、業務の実態や詳細を外部に漏らすのは禁止という就業規則が定められていますが、あれもその一環と言えます。

都合の悪いことを隠すのは、昔から現在までほとんどの会社がずっとやってきたことなのです。

会社は利益さえ出ればいいと考えている

昨今は会社にコンプライアンス(法令遵守)が厳しく求められていますが、会社からするとそれよりも利益を優先したいのが本音です。

表面上はコンプライアンスについて社員へ研修したり、自社のホームページで最もらしいことを書いていますが、裏ではそんなものは知らんとばかりの振る舞いをしていることは珍しくありません。

会社にとって第一優先は利益であり、コンプライアンスは「世間がうるさいから仕方なくやってる風にしてる」に過ぎないのです。

分かりやすい例を挙げると、残業がまさにそれに該当するでしょう。

「〇〇時以降はオフィスを全消灯し施錠するので、残業できないようにしている」とあっても、実は社員はカフェや自宅で仕事している・・・なんて、珍しくもないこと。

これなら世間にはコンプライアンス違反していないと言えますし、『残業』でがないから社員に残業代を出す必要もありません。

仮に内部告発などされても、「本人が自主的にやったこと」などと責任逃れするのがオチです。

このように、利益さえ出せればそれで会社はいいのです。

会社は社員を低く見ている

会社はこう言います。

「我が社にとって社員は人財。不満や意見があれば遠慮なく言ってほしい。」

もしこれを真に受けている方は、今すぐ考えを改めることをおすすめします。

社員がどれだけ不満や意見を言っても、それで会社の体制が変わる可能性はほぼゼロです。

会社からすれば、「文句があるなら辞めていい。代わりはいくらでもいる。」というのが本音。

それほど強気である理由は、社員も自分の生活がかかっているため、安易に辞められないことを分かっているからです。

だから社員を舐めていますし、扱いも雑で心底どうでもいいと考えています。

期待しなければ感情が乱されることはない

会社に期待しない場合の最大のメリットは、感情的にならず常に平常心で過ごせることです。

よく芸能人がスキャンダルを起こすと、「幻滅した」とか「最低だ」なんてことを言っている人が大勢います。

それは多かれ少なかれ、その芸能人に期待していたからに他なりません。

会社も同じで、自分が期待していた以下のことが起きると、怒りや悲しみ、絶望や諦めといった感情が沸き起こるのです。

つまり、最初から期待していなければ、そのような感情になることもありません。

優秀な人は、そうした期待をしていないから自分の業務をしっかりこなし、常に動じず堂々としているのです。

淡々と最低限の責務をこなせばいい

そもそも会社が誰のためにあるのかと言えば経営者や株主のためにありますし、何のためにあるのかと言えばお金を儲けるためです。

その中に「社員のため」は含まれておらず、会社がお金を稼ぐための道具の1つというだけです。

なので自分に与えられた仕事をこなしておけばいいだけで、余計な思考を巡らせたり行動を起こす必要はありません。

もちろん会社のために何かしたいのであれば別ですが、そうでなければそこにかける分の労力を、自分のために使った方が遥かに良いでしょう、

責務をこなせば会社は文句を言ってきませんし、不満や意見を言わなければ「あいつは問題ない」と見なされて放置されます。

放置されるということは監視の目が緩くなるということなので、その隙を狙って自分の時間にしてしまえます。

自力で安定的に稼げる仕組みを作ろう

自分の時間が作れたら、そこで自力で稼げる仕組みを作るための作業をすることをおすすめします。

会社に期待せず働くことはラクですが、とはいえストレスの溜まる出来事は多く発生するもの。

どれだけ無関心でいようとも、会社に属している限り自分に降りかかってくる厄介事から逃れられないこともあるのです。

そこから抜け出すには、会社自体を辞めるしかありません。

辞めても問題ないようにするために必要なのは、第一にやはりお金です。

なのでお金を稼げる仕組みを自分で作ることは、とても意味のあることです。

副業としてブログやアフィリエイト、株式投資など低リスクでスタートし大きな稼ぎ口として成長させられるものもたくさんあるので、やらない手はありません。

自分の人生は自分で切り拓く

今や会社は社員のために何かしようなどとは思っていません。

昔のように終身雇用制で定年まで面倒を見る余裕もありませんし、社員のキャリアを積み重ねて成長させようというつもりもないです。

だから自分がこれからどう生きていくか、どんなキャリアを積んでいくかは、全て自分で考え切り拓いていく必要があります。

会社には多くのリソースと呼べる情報や人脈を得るチャンスがあるので、これを使い倒す勢いで自分の人生に役立てましょう。

会社へ自分の貴重な時間を捧げているのですから、それくらいしたって問題ありません。

生き方や働き方に悩み、1人での解決が難しければ、コーチングで思考を整理し自分の今後を考えるサポートをしてもらうのも良いでしょう。

あなたの1度しかない人生を、大切にしてくださいね。