世の中には数えきれないほどの職業が存在します。
何を選び仕事とするかは自分次第ですが、中には目指すにあたり注意しておかなければならないものも。
この記事では、そんな注意が必要な職業について解説します。
職業によって今後の人生が左右される
職業は、自分の1つのステータスとなります。
初対面の人にはほぼ必ず職業を聞かれますし、Webアンケートでは職業が何かを選択する項目が必ず存在します。
つまり、職業は自分という人間を評価するにあたって、重要な要素ということです。
また、給料や勤務体制、その他諸々の待遇がどうなっているかは、生活に直結する問題。
以上のことから、職業が何かによって人生が大きく左右されるというのは、決して大げさではありません。
だからこそ、慎重に検討し決定する必要があります。
憧れだけでは長続きしない
『憧れ』は職業選びにおいて、とても大切な要素です。
しかし同時に、ある種の危うさも秘めています。
それは、実際にその職業に就いた時に、必ずギャップがあること。
どの職業にも言えることですが、表からは見えない汚い部分があるものです。
憧れには自分の期待や幻想が含まれていることもしばしば。
もしそれが打ち砕かれると、一気にモチベーションが下がってしまい早々に辞めてしまう可能性があります。
なので、憧れるだけではなく、事前にその職業の実態についてしっかり調べておくことは欠かせません。
目指すのに注意が必要な職業5選
ではここから、本題である目指すにあたり注意すべき職業を解説します。
警察官・消防官・自衛官
世間からは公務員という立場から「安定している」の他に、「カッコいい」とか「頼りになる」などのイメージを持たれている職業です。
実際のところ、給料・ボーナスは法律に基づきしっかり出ますし、ネームバリューという点でこれほど強い者はないでしょう。
ですが、その反面以下のデメリットを抱えています。
・事件や事故を起こせばニュースに出る
・辞めても『元警察官』などと一生付きまとうものになる
・周囲から色眼鏡で見られる
・内部事情を聞きたがる輩が多い
・非常事態が発生すると休日でも呼び出されることがある
良くも悪くも世間から好奇の目で見られやすい職業なので、ある種の緊張感が存在します。
それらのプレッシャーに耐えられる精神力が求められるでしょう。
不動産会社
不動産業界は、令和の現代においても全体的にブラック体質です。
体育会系の縦社会であり、売上こそが正義となっています。
結果が出せなければとことん追い詰められて、残業・休日出勤も厭わないのが実態。
心身の強靭さが試される、過酷な職業の1つと言えるでしょう。
その分、売上を出して結果を残せば優遇されますし、ここでの理不尽に耐えられれば、大抵のことでは動じないメンタルとなります。
実力主義の人にとっては、良い職業と言えるのではないでしょうか。
コールセンター
コールセンターは接客業の括りにはありますが、少々特殊な職業です。
なぜなら対面ではなく、電話越しでのやり取りとなるからです。
この違いは大きく、姿が見えないのを良いことに、普段より強気になったり暴言を吐く輩が多数出てきます。
また、業務委託されたコールセンターでは、クライアントと社内の方針との板挟みに遭うことが多く苦労が絶えません。
離職率が全体的に高く、向き・不向きが顕著に出る職業と言えるでしょう。
ただし、時給は全体的に高い場所も多く、完全なデスクワークという点は大きなメリットです。
近年は在宅勤務を取り入れていることも多いので、自宅からラクに仕事ができることも見逃せません。
介護職
介護職の人材不足は、たびたびニュースでも取り上げられるほど深刻です。
仕事の難しさやリスク度合いと、給料や休日体制をはじめとした待遇が見合ってないとして、ブラック体質というイメージも強い職業です。
そのため、未経験でも採用されやすい一方で、激務などが原因で離職率も高いのは事実でしょう。
最悪の場合、人の命が目の前で失われることもあるので、相応の覚悟が必要です。
やりがいを持って取り組めるかが重要な職業と言えます。
保育士
子どもというのは、大人の常識の範囲に収まる存在ではありません。
少しでも目を離せば何をするか分からない怖さと、理屈や言葉が通じない難しさがあります。
しかしそれで子どもに何かあれば、上司からはもちろん保護者から責め立てられるのは必至。
下手をすれば裁判沙汰、ニュースに取り上げられることもあるかもしれません。
その割に給料は高くなく、割合的に未だ女性が多い業界のため、大変な面が多いと言わざるを得ません。
もちろん子どもと直に接する中で教わることや気付くことも多く、楽しく使命感を持って働いている人もたくさんいます。
職業に誇りを持ち、真摯に打ち込めるかが問われる職業です。
職業に貴賤はない
1つ誤解してはいけないのは、職業によって『優れている・劣っている』という優劣は、一切存在しないということです。
どの職業にもメリットとデメリットはありますし、誰にでもおすすめできる職業というものはありません。
自分が興味を持っていることや求める待遇など、様々な要素から総合的に判断し決めるべきです。
そのためにも、まずは自分の性格や特性を自己分析し、そこから自分に合った職業を探してみるのが良いでしょう。
実際にやってみないと分からないことは多々ありますが、自己分析からの選別によって、不要な失敗を回避できる確率は高くなります。
自己分析の方法はいくつかありますが。1人では難しいと感じるのであれば、第三者のサポートを受けるのもおすすめです。
コーチングによって、自己を深掘りしてみましょう。