世の中の仕事は、主に『頭を使う仕事』か『身体を使う仕事』のどちらかに大別されます。
どちらの方が良いのかは、仕事を選ぶ上でも気になるところですよね。
この記事では、それぞれのメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
職場によって良し悪しは激しい
最初に把握していおくべきなのは、職場によって求められるレベルにかなりの差があるということ。
同じ頭を使う仕事でも、休む暇もなく頭をフル回転させてやらなければならない職場もあれば、自分のペースである程度ゆったり考えつつ取り組める職場もあります。
身体を使う仕事も同様で、常に動き回らなければならない職場もあれば、あまり動かずラクができる職場もあります。
つまり、どちらにせよ職場でその良し悪しが異なるため、どちらの仕事が良いかは一概には言えません。
事前に求人情報で業務内容をしっかり確認し、口コミサイトのレビューなども参考にするべきでしょう。
頭を使う仕事のメリット
・ケガをしてもできる
・季節や気候に降り回されにくい
・応用の効くスキルが身に付く
・給料が高め
頭を使う仕事の最大のメリットは、給料の水準が高めということです。
また、室内での仕事が主となるので、空調が効いており寒暖に悩まされることがなくなります。
スキルとしても、書類やパソコンでの処理など、他の仕事でもある程度の応用が可能なものが身に付きやすいため、転職の際に有利と言えるでしょう。
激務な職場でなければ、座りながらぬくぬくとした環境で、幅広いスキルを身に付けられるのが頭を使う仕事の良いところです。
未経験かつある程度年齢を重ねると採用されづらくなってくるので、その前に1度は経験しておくとよい仕事だと思います。
頭を使う仕事のデメリット
・眠気に襲われやすい
・覚えることが多め
・自主的な運動が必須
頭を使う仕事のデメリットの代表的なものは、覚えることが多いということ。
工程が複雑なものがあると、1人で完璧に処理できるようになるまでには、それなりの時間がかかります。
ちゃんと教えてくれる職場でないと、かなり苦労する羽目になるでしょう。
また、身体を動かす機会がないため、自分で運動する時間を作らないと、健康面での不安が大きくなります。
考えることが苦手でじっとしていられないタイプの人には、あまり向かない仕事です。
身体を使う仕事のメリット
・体力がつく
・比較的誰でもできる
・年次が上になるほどラクができる
身体を使う仕事は、健康でさえあれば比較的誰でもできるものが多いです。
職人のような熟達したスキルが必要でなければ、未経験でもある程度続ければすぐに慣れることができるでしょう。
なので、体力に自信がある人にはうってつけと言えます。
また、こうした仕事は体育会系気質であることが多く、在籍期間が長くなるほど年次が上になり、担当する仕事がラクになります。
身体のメンテナンスをしっかりして、健康に気を付けていれば、やりやすい仕事です。
身体を使う仕事のデメリット
・給料が安い
・ケガをすると支障が出る(できなくなる)
・新人~若手時代は地獄
上述の通り、身体を使う仕事は体育会系気質であることが多いです。
そのため、新人~若手時代は、とにかく先輩や上司からコキ使われることが多く、ストレスを抱えやすいです。
また、身体を使うということは、万が一ケガをしてしまうと大きな支障が出るということ。
最悪仕事を休まなければならず、収入に窮する恐れがあるのが大きなデメリットでしょう。
給料も安いことが多かったり、職種によっては仕事自体が少ない時期があり、その間は他の仕事で食い繋がなければならないケースもあります。
自分に向いている仕事がどちらか分析しよう
頭を使う仕事か身体を使う仕事か、どちらが良いかはもちろん人それぞれです。
ただ、身体を使う仕事は体力が問われるため、年齢を重ねるほどにきつくなってくることは否めません。
これからの時代は正社員であっても安定とは言えず、いつ職をいきなり失うかも分からない状況です。
万が一に備えて、副業で別の収入源を持つことも考えておきましょう。
また、どんな仕事が自分に向いているかを分析し選ぶことが、ストレスを抱えず働く上で重要です。
自力で自分のことを深掘りするのが苦手な人は、コーチングを活用して役立てることをおすすめします。
仕事は人生の中で大きな部分を占めるものなので、慎重に選ぶようにするべきです。