現実的に考えるなら夢を諦めた方が良いけど、諦めたくない自分もいる・・・
こんな風に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
夢を追うのは素敵なことですが、一方で世の中の『普通』からは外れることになります。会社に就職して週に5日働いて給料を得て、休みは趣味に没頭する。そんなある種の安定は得られません。
そうした点を天秤にかけて、どうしようかと悩み続けている人に、この記事が少しでも役に立てば幸いです。
後悔を一生引きずりそうなら夢を追うべき
夢を追うか諦めるか、最終的に決めるのは他でもない自分です。
ただ、その判断基準としておすすめなのは、『仮に諦めたとして、それを後悔し一生引きずることはないか?』を想像してみることです。
もし諦めても大して公開せずにいられると思うなら、きっと諦めたとしても大きなダメージにはならないので問題ありません。
しかし、諦めたことを後悔し一生引きずるかもしれない・・・と思うなら、夢を追いかけ続けるべきです。
諦めた故の後悔は、自信を喪失させ恥ずかしい過去となってしまいます。
そうしたマイナスな気持ちを抱えたままでは、今後新しく何かする時にもそれが足を引っ張ってしまう可能性があります。
逆に諦めても後悔しないのであれば、それは自分の中で大して重要なものではなくなっているということ。
であれば、むしろ諦めて新たな道へ向かった方が、自分にとってプラスになるでしょう。
期限を決めて夢を追いかける
本心では夢を追いかけたいけれど躊躇する人は、現実をしっかり見ているが故です。
夢を追いかけることはお金も時間もかかりますし、仮に失敗し叶えられなかった時のリスクは決して低くありません。
筆者も、かつてボクシングのプロライセンスを取る夢を叶えたいとは思いつつ、そうした面を考えて途中で諦めようか悩んだことがあります。
そうした場合に取れる方法の1つが、何らかの期限を定めて、そこまでの期間は全力で夢を追いかけて努力することです。
例えば筆者の場合、プロライセンスを取得するための試験の受験は、1度きりと決めていました。
合格でも不合格でも、この1度だけにしようと自分の中で定めておくことで、いつまでもズルズルと引きずらずに済みます。
また、終わりが見えているので、モチベーションの維持もしやすかったです。
生活費の稼ぎ方
夢を追いかけている間、最大の懸念事項は生活費のことです。
何をするにしてもお金はかかるので絶対に稼がなければなりませんが、夢を追うための時間も確保せねばならず、苦しむこととなります。
筆者もこの兼ね合いには、とても苦労させられました。
これを乗り越えるためにおすすめの方法は、以下の通りです。
派遣社員の業務は、基本的に責任が限定的となるので、精神的な負担が大きくありません。
また、残業もゼロもしくは限りなく少ないことが多いので、体力的にも余裕が持てます。
それでいて時給がある程度良い仕事を選べば、総合的に見ても十分な余力を持って夢を追いかけられます。
在宅勤務であれば、これに加えて会社への通勤時間が無くなって、より身体的・精神的負担が軽減されます。
夢を追うことを主軸に据えるのであれば、この稼ぎ方は効果的です。
そして筆者の経験談から言えば、これを満たすのはコールセンターの仕事。
高時給かつ柔軟な働き方が可能で、残業がなかったり在宅勤務も可能な職場を、事前にリサーチできます。
30代の未経験だった筆者でも難なく就業できたのでおすすめですよ。
諦めたら叶わない
当然ですが、夢は諦めてしまえばその時点で、叶うことは無くなります。
反対に諦めない限りは、どれだけ可能性が低くても、叶うかもしれません。
何が言いたいかというと、「もう十分やったからいい」と思うまでは、諦めず夢を追いかけた方が良いということ。
その夢が叶う保証はどこにもないけれど、叶わない根拠もありません。
冒頭で夢を追うことは世の中の『普通』から外れると言いましたが、この『普通』から外れていると、様々な方向から「夢なんて追いかけてないで、現実を見ろ」なんて声が飛んできます。
自分と違う生き方をしている他人を見ると、心がザワついてしまう人がいます。その人の背景には、「自分はちゃんと現実を見て頑張っているのに、何であいつは理想を見ているんだ」という、羨望・嫉妬・やっかみといった多くの感情が存在します。
そんな人達からすれば、夢を追いかけている人間はある種の脅威であり、何とか自分達と同じレールに乗せたいのです。
しかし、本気で夢を叶えたいなら、そうした声は全て無視するか受け流す器量が必要です。
自分の人生の選択肢の決定権は、全て自分にあることを忘れてはいけません。
先の見通しを立てておく
最後に、夢を追いかけるにしても諦めるにしても、大切なことが1つあります。
それは、これから先の見落としを立てておくことです。
ここで言う『先の見通し』とは、直近ではなくもっと遠い未来のことです。
夢が叶っても叶わなくても、人生は変わらず続いていくもの。
もし叶ったらそこからどうするのか、もし叶わなかったらそこからどうするのか・・・と、明確でなくても構わないので、思い浮かべておきましょう。
そうした見通しがあると、心が幾分かラクになります。
筆者も、ボクシングのプロライセンス取得の夢が叶うか叶わないかで、それぞれ見通しは立てていたので、落ち着いて生活できました。
自分だけではいまいち見通しがぼんやりしてしまうのであれば、キャリアコーチングで、プロのサポートを受けつつ見通しを立てるのが有効です。
繰り返しますが、夢を追うのも諦めるのも、最後に決めるのは自分です。
ただしどうするにせよ、後悔を引きずることのない生き方をしましょう。