人生の中で、心がしんどくて苦しい時期は、誰にでも訪れます。
そして、それに逃げずに立ち向かって乗り越えなければならないことは、必ずどこかのタイミングでやってきます。
筆者も過去にそうした状況に置かれて、その時期は毎日辛くて仕方ありませんでした。
しかし、何とかそれを乗り越えて、今では安寧の日々を過ごせています。
この記事では、そんな僕が実践して効果的だった、しんどくて苦しい時期を乗り越えるための対処法を詳しくご紹介します。
『確実な対処法』は存在しない
まず1つおさえておいてほしいのは、しんどくて辛い時期に、それを根本的に解決することは出来ないということです。
しんどさや苦しさを生み出している原因が存在する以上は、軽減はできてもゼロにすることは不可能です。
「この対処法をやればしんどさも苦しさも無くなる」ということは残念ながらありません。
しかし逆に言えば、その原因さえ無くなればしんどさも苦しさも嘘のように消え失せます。
今の状況は期間限定のものということを忘れないでおきましょう。
いつかは必ず終わる
前述の通り、しんどくて苦しい時期は、永遠に続くものではありません。
どんな形であれ必ず終わりますし、終わってしまえば「大したことなかったな」と振り返られる時が訪れます。
筆者も今では良い経験ができたと心から思えています。
しんどくて苦しい時期も、その終わりが見えていればモチベーションの踏ん張りが効くことも多く、案外乗り越えられるものです。
『やりたいことリスト』を作っておく
心がしんどくて苦しい時期は、やりたいことがあっても満足にできないことが多く、悶々とした気持ちを抱えがちです。
筆者もやりたいことを我慢して頑張らなければならない毎日に、虚しさを感じていました。
そこでおすすめなのが、やりたいことを全て書き出してリストを作っておき、「この時期を乗り越えたら書いてあることを全てやっていこう」と決めておくことです。
乗り越えた先にご褒美が待っていると思えば、多少の無理も効くのは筆者が実際に体感したことです。
乗り越えた後にリストを見返してみると、「何でこんなの書いたんだろう?」と思うようなものもあって、笑ってしまうこともあります(笑)
何より書いていると、気持ちがワクワクしてきてモチベーション向上の一因にもなるので、試してみて損はないと思います。
たまにはサボっても休んでもいい
しんどくて苦しい時期を乗り越えるために頑張らなければならない・・・とは分かっていても、根を詰めすぎると心身の調子をおかしくしてしまうことがあります。
特に真面目な人は、知らないうちに自分を追い込んで、専門的な心の治療が必要な状態に陥ることも珍しくありません。
そうならないためにも、どうしても「サボりたい(休みたい)・・・」と思う時は、無理せず自分の気持ちに素直に従いましょう。
少しサボったり休んだりしても、結果が変わることはそうありません。
それよりも、消耗した心身を回復させるために、自分を守ってあげてください。
カウンセリングを受ける
誰にも弱音を吐いたり相談せず、1人で黙々とやり続けるのは想像以上に大変です。
家族・友人・恋人に相談するのも効果的ですが、仕事等で守秘義務のあることだと、おいそれと話すわけにもいきませんよね。
そこでおすすめなのが、カウンセラーの実施するカウンセリングを受けること。
カウンセラーには守秘義務があるので、自分の周囲にいる人達には話せないことも話せます。
また、プロとして専門的な知識と経験を以て接してくれるので、言葉に出来るほど整理できていないことや自分でも気付いていなかった気持ちに気付けることもあります。
昔は偏見も多かったカウンセリングですが、昨今ではそれも徐々に無くなりつつあり、誰もが気軽に受けられるようになっています。
アメリカではカウンセリングを受けるのが当たり前になっており、『風邪を引いたから病院に行く』のと同じ感覚のようです。
なので警戒したり忌避したりせず利用して良いのです。
友達や恋人との時間より自分の時間を優先する
しんどくて苦しい時期は、友達や恋人と一緒に過ごすのも、何だかストレスを感じてしまうことがあります。
筆者はその時期、休める時は1人で暖かいコーヒーを飲んでゆっくりしたり、読書をするなどして過ごすのが最も落ち着けました。
誰かといると気を遣うし、ただでさえ億劫になりがちなので、1人でいる方がリラックスできたのです。
もちろん人によってその点は異なるとは思いますが、今の時期くらいは友人や恋人よりも、自分のことを優先して考えることが大切です。
事前にそういった事情を話しておけば理解してくれるでしょうし、逆にしてくれないのならその相手は縁を切った方が良い人間です。
「必ず乗り越えらえられる」と自分を信じよう
しんどくて苦しい時期は、常に様々なことに対応する必要があります。
投げ出して逃げたくなる気持ち・周囲の心無い声・急に見舞われる不測の事態。
それらがある度に、心身を消耗させられて、逃げ出したくなることも何度もあると思います。
もしどうしても限界で、これ以上頑張れないと思ったら、思い切って辞めてしまっても構いません。
仮に辞めて投げ出したとしても、それで人生が終わってしまうわけではないからです。むしろそうした勇気ある撤退も、場合によっては必要なこともあります。
しかし、繰り返しますが、今のしんどくて苦しい時期は、永遠に続くものではありません。
必ず終わりがありますし、それを乗り越えることができたら、今よりずっと成長した自分を得られます。
その経験は今後の人生で、とても役立つものになることは間違いありません。
なので「自分なら大丈夫だ」と諦めず、乗り越えるために頑張ってほしいです。
筆者もそうして乗り越えることができたので、あなたもきっと出来ます。
自分を信じて、乗り越えた先に待っている充実感を味わえるよう、負けずにやり切れることを願っています。