仕事で稼いだお金を、趣味に存分に使う。
趣味を楽しんでいる人達の中には、このようなことが珍しくありません。
そこに他人がとやかく言えるものではなく、各々の自由です。
さらに趣味を優先したくて、仕事を辞めることを考えている人もいるのではないでしょうか。
筆者もそのように考えて、実際に仕事を辞めた経験があります。
この記事ではそんな筆者の経験談をお話しているので、生き方の参考の1つになればと思います。
趣味のために仕事を辞めるまでの経緯
以下の記事にある通り、筆者はボクシングのプロライセンスを取得しています。
これにあたりジムで週4回練習していたのですが、この練習頻度を確保するためには仕事を辞める必要がありました。
というのもこの時していた仕事はシフト制で、就業時間もその日によってバラバラのため、どうしてもジムに行けない日があったのです。
筆者にとってボクシングは趣味であり、プロライセンスの取得もあくまでその延長です。
しかし当時の仕事をしている限り、取得することはできませんでした。
趣味を取るか仕事を取るか→趣味を取る
筆者はこの時点で、趣味を優先するか仕事を優先するかの二択を迫られました。
そして結論として、趣味を優先するために仕事を辞めることにしたのです。
ちょうど仕事が合わないなとも思っていましたし、何とかなるだろうという気持ちのもと、すぐに会社に退職願を提出しました。
会社には本当の理由は言いたくなかったので、「自分には合わない」ということだけ伝え、さっさとおさらば。
どうせだしと思い、会社に思っていたことを全て本音で叩きつけて、スッキリした状態で辞めました。
不安と葛藤はあったけれど・・・
もちろん何の迷いもなく辞められたわけではありません。
何とかならない可能性だって十分ありましたし、プロライセンスを取得できなかったらどうしようという恐怖もありました。
転職先は確保していたものの、そこが酷い会社だったら不味いなぁとも思っていました。
しかしプロライセンス取得のための試験は、34歳以下でないと受けられません。
年齢的な期限がある以上、悠長に「そのうちでいいや」とはできなかったのです。
もしここで仕事を優先したら、後悔するかもしれない。
それが筆者の背中を押してくれました。
辞めたからこそ叶えられた
結果として筆者は無事にプロライセンスを取得することができ、今日を迎えています。
今となっては、「趣味を優先して仕事を辞めて本当に良かった」と、心から思っています。
仮に取得が叶わなかったとしても、挑戦したという事実だけで、自分に誇りを持てたでしょう。
この出来事は筆者の人生の中で、揺るぎない自信の1つになっています。
仕事を辞めたから得られた、お金では決して買えないものです。
人生で仕事より大切なものはたくさんある
筆者はこれまでに、仕事を優先して生きている人をたくさん見てきました。
休日を潰し、予定をキャンセルし、必死になって仕事する姿は、決して幸せそうではありませんでした。
その選択は本人がしたことですし、偉そうに何かを言うつもりは毛頭ありません。
でも、あえて1つだけ言えるとしたら、世の中には仕事より大切なものがたくさんあるので、どうかそれを捨ててまで仕事に身を費やさないようにしましょう。
仕事は数えきれないくらい存在しますが、自分の大切なものをごく限られたものしかないのです。
どちらが本当に大切なのか、よく考えて行動していただけたらなと思います。