30歳を迎えると、人生の節目としてここまでのこととこれからのことを、少しずつ考え始める人は少なくありません。
僕自身、自分が30歳になった時に、「これからどうしようかな・・・?」と意識を持つようになりました。
そしてここで必要となるのが、これまでのキャリアを振り返ることです。
この記事では、その中でポイントとなるキャリアの5項目について、順番に解説していきます。
ストレスが少なかった働き方
まずはこれまで働いてきた中で、自分が1番ストレスを少なく働けたものを考えてみましょう。
具体的には、以下のポイントです。
・就業形態(正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトetc・・・)
・休日制度(カレンダー通り・シフト制etc・・・)
・業務体系(個人業過・チーム業務)
・会社の希望(大手・中小企業)
・業務の種別(サービス業・土木業etc・・・)
ストレスが少ないのは、『心身にかかる負荷が少ない』ということであり、力んだり無理をせずやれているということです。
つまり自分にとって、相性が良い働き方と言えるでしょう。
周囲からの評価が高かったこと
これまで数々の仕事をしてきた中で、後輩・同僚・先輩・上司から褒められたり尊敬されたことがあれば、それを全て思い出してみましょう。
また、それが特段努力をせずにやれたことであったり、やっていて特に苦ではなかったことなのかもポイントとなります。
自分にとっては大したことをした自覚がなくても、周囲からの評価が高いのであれば、それは『向いている仕事』ということです。
これが判明すれば、自分の強みと得意分野が見えてきます。
それは才能とも言えるものであり、どんな環境に身を置けば最大のパフォーマンスを発揮できるかも、分かってくるでしょう。
最も苦痛だったこと
これまでを振り返って、最も苦痛を感じた仕事が何かを考えてみましょう。
その仕事の何が苦痛だったのか、可能な限り具体的な点を絞り込めるのが理想です。
人間であれば誰しも、苦手で不向きなことはあります。
これを考えるのは心理的につらいかもしれませんが、自分の弱み・課題と向き合うのは、決して恥ずかしいことではありません。
30歳の今だからこそ、前に進むためにじっくり振り返るべきです。
会得したスキル
これまでに自分の中に取り込むことの出来たスキルを、全て振り返る作業です。
注意したいのが、仕事・プライベートに関わらず、余すことなく挙げるということ。
資格など分かりやすいものに限らず、少しでも触れたものであれば、遠慮なく会得したと考えましょう。
例えばこんな感じです。
・マーケティングスキル
・営業スキル
・プレゼンスキル
・トラブル解決スキル
その中には今後の人生を左右するものもあるかもしれません。
より学んでみたいと思ったこと
自分がこれまでに触れてきて、今よりもさらに深く知りたいとか学んでみたいと思ったことはないでしょうか。
もしあれば、なぜそう思うのか。それのどんなところに興味関心が湧いているのか。
そうやって深掘りしていくことで、自分の適性や適職が見つかる可能性があります。
ここで重要なのが、それが役立つかどうかは関係なく、いかに学びたいという気持ちがあるかです。
実利関係を含めると、義務感から本心で学びたいものではなくなってしまうこともあるため、注意が必要です。
実現したいことは何か
ここまでに解説した5項目が明確になれば、自分が実現したいことが自然と浮かんでくるはずです。
言わば最終的なゴール地点であり、あとはそこに辿り着くために何をするべきかを考えればいいだけです。
30歳という節目にキャリアを振り返ると、実に多くの経験をしてきたんだと、改めて感じると思います。
日々の慌ただしさで忘れがちですが、社会人としてここまでやれてきただけで、十分素晴らしいことであるのは間違いありません。
自分に自信を持って、30歳からの人生を充実したものに出来るよう、目の前のことに集中して取り組みましょう。