仕事を辞めたくなる時は、どんな人にも訪れるものです。

しかし本当に辞めるべきか、それとも辞めずに残るべきかは、なかなか決めることが難しいもの。

では、その判断はどのようにすべきなのか。

本記事では、6度の転職を経験してきた僕が、仕事を辞めるか迷った時の判断材料について解説します。

簡単なことができなくなっていないか

これまでできていた簡単なだと思っていた仕事ができなくなっているようなら、それは今すぐにでも辞めた方がいいサインです。

その状態は心身に何らかの異常が起きている可能性が高いからです。

できれば早めに病院を受診し、休むことが必要かもしれません。

もしそのまま続けてしまうと、心身を壊してしまうことも有り得ます。

そうなる前に行動することが今すべきことでしょう。

会社に行くのがつらくないか

会社に行こうとすると涙が出てくるとか、身体がズシンと重くなる感じはしていませんか。

もしなっているなら、迷わず仕事を辞めるべきです。

自覚の有無に関わらず、その状態は仕事に対して大きなストレスを感じている証拠です。

そのまま無理して続けても、何も良いことはありません。

身体は心以上に正直なので、そのサインは無視してはいけないものです。

仕事が楽しいと少しでも思えているか

今の仕事をしていて、ほんの少しでも楽しいと思えることはあるでしょうか。

あるならば、そこにはまだ続ける価値があると思います。

しかし一切楽しいという気持ちが持てず、ただ義務感のもとでやっているならば、それは辞めるべきかもしれません。

仕事である以上、楽しいだけではなくしんどいことやつらいことはあります。

ただ、それの中に楽しいと思えるものがあるかないかは、大きく違います。

ないようなら、今後続けていっても、惰性で終わってしまう可能性が高いです。

現状維持はラクですが、相応のリスクも孕んでいるもの。

今より成長した自分になれる場所へ動き出しましょう。

仕事を続けることで得られるものがあるか

仕事はお金をもらいつつ、自分を成長させることもできるものです。

その成長がこれから何かをしていく自分の糧になる大切なもの。

しかしそれを得られそうになければ、今の仕事はお金をもらうだけの手段です。

悪くはありませんが、続ける価値があるかという点では、微妙なところです。

また、得られるものがない状態は、やはり現状維持になってしまいがち。

長期的な視点で考えると、あまり続けても良いことはないでしょう。

仕事を辞めるための準備

仕事を辞めると決めても、すぐに辞めるわけにはいきません。

お金のことや転職先のことなど、ある程度の準備がないと辞めても焦りを感じ、失敗することになります。

そうならないために、以下の準備を前もってしておけると、いざ辞めるとなっても安心です。

キャリアの棚卸しをする

これまでの自分のキャリア(スキルや資格など)を、全てまとめて書き出してみます。

日々過ごしていると忘れがちですが、改めて書き出していくと、思わぬものが出てくることも多いです。

仕事で得られたものはもちろん、趣味や遊びで経験したものも立派なスキルに成り得ます。

ここで大切なのは、自分のこれまでの歴史を振り返って、役立つ・役立たないを問わず、とにか書き出していくこと。

一通り書き終わって見返すと、自分がこんなキャリアを持っていたのかと驚くのではないでしょうか。

自分ができることを挙げてみる

キャリアの棚卸しが終わったら、自分が自信を持ってできることを選んでみます。

「自信を持って」とは言いましたが、これに明確な基準はありません。

例としては、他の人より少しでも詳しいこと、珍しがられること、やっている人が少ない…などです。

それが多ければ多いほど希少価値は高いですし、強みになります。

自分のやりたいことを挙げてみる

今の自分が興味を持っていること、試してみたいと思っていることを挙げてみましょう。

これはやったことがなくても、できないものでも問題ありません。

焦点を置くのは自分からやりたいという気持ちが持てているか?ということです。

「好きこそものの上手なれ」という言葉が表す通り、好きだからこそ乗り越えられることがたくさんあります。

何をするにしても、無駄になることはありません。

損得などの価値観は一旦脇に置いて、好奇心を優先にして考えてみると良いでしょう。

できることとやりたいことから今後のことを考えてみる

できることとやりたいことを挙げてみたら、そこから何か生まれるものがないか探してみます。

例えば僕の場合、格闘技(できること)Webライティング(やりたいこと)の2つがあったことから、こうしてブログを書いたりしています。

一見関連がなさそうに思えても、よく考えていくと両者を活かす方法があります。

そこから今後自分がやっていくものが見つかることもあるので、ここまでで並べたものをじっくり見返してみてください。

迷ったらキャリア支援サービスを使ってみよう

仕事を辞めて新しいことを始めるのは、人生の中で大きな転換点です。

「辞めたければ辞めればいい」は間違いなく正論ですが、気軽に実行できるかは別問題でしょう。

だからこそ面倒くさがらず、ひとつずつステップを踏んで考えるべきです。

もし途中で躓くところがあって進まなくなったら、キャリア支援サービスを使うのも良いと思います。

自己分析や面談を通して、個々に合わせた支援をしてくれます。

無料で相談もできるので、気軽に利用してみましょう。