「正社員を目指せ」
僕が就活をしていた頃から、このワードは大人達から言われるお決まりのフレーズでした。
派遣社員は契約を切られるリスクが高いし給料も安いけれど、そんなことがない正社員なら将来は安泰だし安心できる。だから正社員として就職するべきだ。
そんな主張が主流となっていて、「正社員は勝ち組」なんて言われていたこともあります。
しかし、今やそんな幻想は崩れ去り、正社員だとしても背負っているリスクは変わらない時代に突入しています。
この記事では、それを裏付ける理由とこれからどう働いていくべきかについて、お話していきます。
正社員の安定・安泰は昔の話
繰り返しますが、正社員が安泰で安定している時代は既に終わりました。
以下は、正社員にも関わらず窮地に立たされた方々のお話を取り上げた記事です。
いずれも40~50代と年齢もキャリアも上にある人達で、今までであれば何の心配もなく生活してこれました。
しかし、新型コロナウィルスをはじめとした時代の変化によって、その状況は一変しています。
これは誰にとっても他人事ではなく、『明日は我が身』と考えなくてはならないエピソードです。
危機を迎えた時、頼りになるのは自分だけ
今の日本は、こうした状況に陥った人間を手厚く保護し助けてくれません。
生活保護をはじめ公・民の制度こそあるものの、これまで当たり前に送れてきた生活は続けられないでしょう。
特に家庭を持つ人の場合、その影響が及ぶのは自分だけではないのです。
そうなると、それを何とかできるのは自分だけということです。
会社や国が個人を守ってくれる時代は、もう終わったということを自覚することが大切です。
今のうちにやれることは全てやっておく
では、そんな時代で僕達はこれからどのようにすれば良いのか。
手段はいくつかありますが、1つは副業をすることです。
収入源を新たに確保し稼げるようになれば、仮にある日いきなり状況が急変しても衝撃を緩和することができます。
副業とひとくちに言ってもその種類は様々で、人によって適するものが違うため、良ければこちらを参考にしてください。
また、何らかのスキルや資格を身に付けておくことも有効です。
実務経験があるのがベストではありますが、身に付けておけばできる仕事の幅は広がりますし、勉強の過程で他にやりたいことが見つかったり思わぬチャンスが転がってくる可能性もあります。
スキルや資格の取得については、良ければこちらの記事をご覧ください。
『何もしない』も選択肢の1つだが自己責任
これをお読みいただいている方の中には、「副業なんて面倒くさい」とか「勉強なんて今更・・・」という考えをお持ちの方もいるかもしれません。
その場合、無理して何かを始めなくても、今まで通り仕事に精を出せばそれでいいと思います。
ただ、今後何かあって困る事態に陥った時、それは自分に返ってくるだけであることだけは忘れないようにしましょう。
「今の日本は何でも自己責任で片付ける」という批判がありますが、何をどう喚こうがその事実は変わっていません。
そんな批判をしている人達だって、いざ誰かが助けを求めたとしても、直接手を差し伸べることはしないと思います。
なぜなら、ほとんどの人間は自分が生きていくので精一杯で、他人を助ける余裕などないからです。
結局のところ、最終的に自分のことは自分しか助けられません。
いつまでも変わらないままではいられない
時代は変わり、環境も目まぐるしく変わっていく昨今。
そんな中で、自分だけが変わらずにいるのは、残念ながら不可能となってしまいました。
もちろん変化せず幸せに安寧に生活できるのが1番ですが、それができる保証が一切ない以上、僕達は来るべき時に備えるしかありません。
そして、それを少しでも早く認識し、備えにどれだけ時間を使えるかが今後の命運を分けることになります。
新型コロナウィルスが突如として世界に衝撃を与えたように、最早いつ何が起こるかは誰にも予測できない世界です。
だからこそ僕達は、自分ができうる限りの手段を講じるしかないのです。
その危機感を少しでも感じられたなら、迷わず今すぐ行動を始めることをおすすめします。